更新日:2025年5月26日

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動画とテキスト(令和7年2月27日)

動画

テキスト

冒頭発言

(市長)
それでは、定例会見を始めます。
本日は、発表事項が3件あります。
はじめに、動物科学館のリニューアルと開園40周年記念についてです。
千葉市動物公園では、昨年の1月から館内の学習展示施設改修のため休館していた動物科学館が改修を終え、来月3月29日土曜日にリニューアルオープンを迎えます。
「生命の森 熱帯雨林」を展示タイトルとして、動物たちが暮らす森と人との関係性などの展示を行い、生物多様性の重要性を学び、また、自分たちの生活をどのようにしていくべきなのか、生活の在り方を考えるきっかけづくりとなる学習展示施設として生まれ変わります。
熱帯雨林については、実物大のジオラマ、大型モニターやプロジェクター投影を使用した解説動画などをご覧いただくことができます。熱帯雨林の仕組みや役割、人間が受けてきた恩恵、熱帯雨林は一部消失していますが、その現状とそれに起因する生物への影響などについて、体感しながら学べる施設となります。特別展示室では、動物の標本展示や職員の研究発表の掲示などを行います。
展示以外の改修としては、授乳室を拡充し、家族も一緒にご利用可能な育児ルームを二階に新設することとしています。また、館内のカフェをリニューアルします。
リニューアルオープン当日となる3月29日は、オープン式典のほか、今回の改修の監修者である沖縄大学人文学部の盛口満教授、日本動物園水族館協会の村田会長をお招きした記念講演を開催します。
また、リニューアルに先駆け、プレスの皆さま向けの内覧会を3月22日土曜日に実施しますので、ぜひご参加いただければと思います。
また、4月28日月曜日に千葉市動物公園が開園40周年の節目の日を迎えるに当たり、記念ロゴを制作しました。今後、印刷物などでPRを図っていきます。40周年記念の関連イベントについては、詳細が決まり次第、順次お知らせする予定です。
千葉市動物公園では、「驚きと感動」「憩いと癒し」「学び」の場のさらなる高度化を目指し、調査・研究と教育活動の充実、新しい顧客体験を創り出していく仕掛けの構築、知的探求心を刺激する文化・科学・芸術の発信拠点として、役割強化の取り組みを進めていきたいと思っています。
動物科学館がリニューアルオープンし、開園40周年を迎える千葉市動物公園の今後に、ぜひご期待いただければと思います。
2点目は、「花の美術館」のリニューアルオープンについてです。
現在、稲毛海浜公園では、都市型ビーチのポテンシャルを生かし、多くの方が集い、賑わう公園となるよう、官民連携によるリニューアル事業に取り組んでいます。これまでも海へ延びるウッドデッキやグランピング施設の整備を進め、新しいコンテンツによる賑わいの創出を図ってきました。
これらに加えて、このたび、花の美術館が、世界的に活躍しているフラワーアーティストSEINO HIKARU氏の全面プロデュースにより、芸術性を高めた「BOTANICA MUSEUM」として生まれ変わります。
リニューアルオープンの日は、3月29日土曜日、10時からとなっています。
当日は17時30分から記念式典も予定していますので、ぜひ足をお運びください。
新しい花の美術館「BOTANICA MUSEUM」の特徴は三つあり、「唯一無二の芸術性」「五感全てで感じる自然の魅力」「新しい体験型のコンテンツ」となっています。
フラワーアーティストの芸術性により、植物や花がこれまで私たちが見たことのない姿で展示され、視覚だけではなく、音や匂い、そして実際に触れることにより、五感で感じられる空間にしていきたいと考えています。
また、生花を活用し、インパクトのある新しい体験型のコンテンツ「HANANINGEN」なども提供する予定です。
リニューアルによる新しい取り組みとして、夜間の営業も開始し、ライティング技術などを生かした演出を行うことにしています。
入場料金については、当面の間、特別割引価格を適応しますので、多くの皆さまのご来館をお待ちしています。
オープンに先立ち、報道機関の皆さまがご参加いただける内覧会も予定していますので、こちらもぜひ取材いただければと思います。
本日、この会見の終了後に、運営事業者の方から新しい花の美術館「BOTANICA MUSEUM」について説明がありますので、ぜひお聞きいただければと思います。
最後に、「ちばかわまつり2025花見川」の開催についてです。
千葉市の特徴は、都市機能の中に緑と水辺を身近に感じられることだと私は思っていますが、河川は水辺に占める割合が非常に大きいものだと思います。河川を活用したまちづくりで、まちに対して愛着を持てる環境をつくっていきたいと思っています。
このたび、「ちばかわまつり2025花見川」として、市内の主要3河川の一つである花見川の魅力を発信するイベントを、花見川千本桜緑地において開催しますので、お知らせします。
「花見川千本桜緑地をみんなで「考え」・「活用」するワークショップ」の結果を踏まえ、地元の皆さまも出店するイベントを開催します。
開催日は、3月29日土曜日と、30日日曜日で、場所は、花見川区役所前の花見川千本桜緑地になります。
イベント内容は、アクセサリー販売などのマルシェ、ヨガ体験、キッチンカー、ブロック遊び、桜の風車作りなどのワークショップなどで、桜の季節に、花見川沿いの居心地の良い空間を体験することができるようにしています。
ワークショップの一部やヨガ体験などは無料でお楽しみいただけますので、多くの方に楽しんでいただきたいと思っています。
今回のイベントでは、くつろぎ空間として公園の中に新たに整備したウッドデッキをヨガ体験の舞台として使用する予定です。このウッドデッキは、今年度、地元の方々などにご参加いただいた、新たな水辺拠点を目指すためのワークショップでの意見や検討結果を基に設置したものになります。記者の皆さまにおかれましては、ぜひ取材をお願いしたいと思います。
私からは、以上です。

質疑応答

(記者)
「BOTANICA MUSEUM」について教えてください。そもそもワールドパーク連合体さんが、稲毛海浜公園自体の事業者になっているという認識でよろしいですか。
(市長)
稲毛海浜公園は、ワールドパークさんが中心となった連合体により、官民連携の再整備を行っていて、そのプロジェクトの一環です。
(記者)
花の美術館自体は、休館していたのでしょうか。
(市長)
休館していましたが、このたび、再開するものです。
(記者)
事業費はどのようになっているのですか。
(市長)
事業費は、ワードパークさんが整備をすることになりますので、この後の会見でご確認ください。
(記者)
夜間の営業についてはワールドパークさん側からの提案でしょうか。
(市長)
いくつかありますが、元々ライティング技術を使ったデジタル的な芸術性を踏まえた展示にしていて、昼と夜間で見え方が違うということで、魅力を高めるミュージアムの運営をしたいということ。また、市の施策的にナイトタイムエコノミー、夜の観光資源が少し足りないのではないかという指摘もありましたので、今回、花の美術館を「BOTANICA MUSEUM」として再開するに当たって、夜の営業について元々ご検討いただいていたのですが、市としてもそうした運営を歓迎しています。
(記者)
新湾岸道路についての説明会、パネル展について、丁寧な説明をずっとされてきて、その中に千葉市ももちろん含まれていて、千葉市役所でも行われていたと思います。改めて、新湾岸道路の必要性と、海浜幕張は特にポイントになると思いますが、景観やトラック、ダンプカーなど、どのような形で市民の理解を得るのか教えてください。特に必要性について、長いプロジェクトになると思いますが、もう既に高速が2本あって、3本目がどうしても必要なのかどうか、千葉市としてどのようにお考えになっているのかをお願いします。
(市長)
新湾岸道路の必要性ですが、私は将来の千葉市の在り方を考えた場合に、新湾岸道路は必要だと考えています。
千葉港は取扱量が日本でも有数であるものの、千葉港に関して港湾道路や産業道路については国道357号を実質使っていて、川崎や横浜にあるような港湾道路というものがない状況で、国道357号は我々の生活に使う生活道路にもなっています。
そのため、市内移動に加えて、事業用車両が随時通行していて、非常に混雑し、市内の渋滞の原因にもなっていると思っています。そのため、生活道路と産業道路、港湾道路を分けることで清流化し、市内渋滞の緩和や、現在の交通容量が今の道路容量を超えていると私は思っていて、そういった数字も示されているため、港湾道路、産業道路と生活道路を分けることで、産業の活性化につなげるとともに、渋滞緩和など市民生活にも良い影響があると考えています。
ただ、新しく広域道路ネットワークを引くことで、環境への影響ももちろんあります。これをいかに抑えてご理解いただくかということが重要だと思っています。国が概略ルート・構造などを検討していて、今回は主に必要性についてご説明し、これから具体化が進んでくると思いますが、その検討にあわせて丁寧な情報提供をして、地元から上がる意見について実際の計画に反映されるよう、千葉市としても、市民の皆さまの意見を丁寧に集めていきたいと思っています。
(記者)
本日、千葉県知事選挙が告示されましたが、その受け止めと、本日、第一声にも市長は参加されたと思いますが、その辺のことも含めたお話を伺いたいです。
(市長)
大変多くの方が党派を超えて、医療関係、農業関係、さまざまな分野の方が応援に来られていたと思っています。私も挨拶する機会をいただきましたが、県庁と市町村の関係が大きく改善したということについて、実例を交えてエールを送らせていただきました。市長会の会長、いすみ市の太田市長も来られていました。県庁と市町村の距離が非常に近くなったと私も思っていて、知事と市町村長の意見交換が、この4年間でスムーズに行えるようになったと思います。課題を解決していく際に、県としても市町村としても知恵を出し合うことで、解決に向けてさまざまな課題が前進したと思っています。
4年間の変化が何かと言われれば、一つは県市間の連携が、千葉市はもちろんですが、全県的に進んだということが言えると思います。
(記者)
動物科学館のリニューアルの関係で、非常に魅力的な展示内容になっていると思いますが、市長としては、この中で特にポイントだと考えていらっしゃるものと、リニューアル前と比較して力を入れてきたものがありましたらお願いします。
(市長)
まず、なぜ熱帯雨林なのかよく問われるのですが、今、動物公園で展示・飼育している動物の多くは熱帯雨林を生息場所としている動物です。動物の生態を考える際に熱帯雨林というのは欠かせないものであり、環境変化の影響を最も受けているため、熱帯雨林の現状を知っていただくということが、動物の生活環境を考える際に不可欠だと思っています。大型モニターを連動させ、歴史や分布、最近の変化などが分かるようになっているので、感覚的に分かってもらえる展示内容が一つの大きな魅力、ポイントだと思っています。
(記者)
イメージを見る限り、土の中に入る「林床の世界」が体験型で1番特徴的なのでしょうか。
(市長)
実は私もまだ現地を見ていませんので、担当者からの説明の中では、実際に自分がその中に入ったような感覚になりながら、単に文字だけではなくてビジュアルで分かるようなものということで、ほかの動物園にはない機能だと思います。
(記者)
花の美術館の関係で、官民連携によるリニューアル事業に取り組んでいるという記載がありますが、今回のBOTANICA MUSEUMの完成により、リニューアル事業の全体を100とすれば、どのくらいまでの進捗になるのでしょうか。
(市長)
花の美術館自体、閉館で準備が長引いていたため、全体の再整備の中で大きな要素を占めていました。まだ整備が終わってないところもあるため、7、8割ぐらいは、達したことになると思います。
物価高騰やコロナ禍があり、採択をしたときと比べて事業環境がかなり変わってきていますので、確実に持続可能な形で運営を行っていき、さらに魅力的なものにするためには、必要な検討期間であったと思っています。
(記者)
選挙の関係ですが、本日、知事選挙が告示され、次の日曜日がいよいよ千葉市長選挙が告示となりますが、千葉市長選挙の際には、例えば、熊谷知事と一緒に街頭演説などの連携をして、今度は神谷市長のところに熊谷知事が同席されるような場面があるのでしょうか。
(市長)
選挙期間中の日程については、前の日に決まることが本当に多く、まだ選挙期間全体を通じて、この日はここというのが確定していない状況です。両事務所で連携は取らせていただいていますので、日程が合えば、そのようなこともできるのではないかと思っています。
(記者)
日程が決まるのが前日ということですが、期間中に応援名士がいらっしゃる予定はあるのでしょうか。
(市長)
私も無所属で出馬する予定のため、例えば東京の国会議員をということよりも、地元で応援していただいている方と共に選挙戦を戦っていきたいと思っています。どなたと応援演説をするのかについても、現在調整させていただいている段階です。
(職員)
ほかにはよろしいでしょうか。
よろしければ、以上で終了します。
(市長)
ありがとうございました。

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