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更新日:2025年2月14日
ここから本文です。
(市長)
それでは、定例会見を始めます。
本日は、発表事項が4件あります。
初めに、千葉市こども発達相談室の創設についてです。
近年、お子さんの発達に不安や心配を抱える保護者の方からの相談が増加してきています。こうした状況を踏まえ、就学前のお子さんの発達に関する専門的な相談窓口である「千葉市こども発達相談室」を11月1日から開設しますので、お知らせします。
発達について心配がある場合は、少しでも早い段階で発見し、適切な支援につなげることが大切であり、その後の生きづらさの程度を大きく左右すると考えています。
今回、新しく相談室を開設することで、お子さんの発達についての不安に気軽に相談ができるようになります。言葉の発達がゆっくり、落ち着きがない、また、ほかのお子さんとうまく遊べないなど、お子さんのことで気になることがありましたら、まずはご相談いただきたいと思います。
心理士、保健師、保育士などの専門のスタッフが、保護者の方からお話をお伺いしたり、お子さんの遊ぶ様子を観察したりしながら、複数回の面接を行い、丁寧なサポートをさせていただきます。療育を希望される場合は、児童発達支援などの専門機関をご案内します。
なお、相談室に医師はおりませんので、医師による診察等については、医療機関をご案内します。
千葉市には、子供の発達に関して医師を配置して、相談と診察ができる療育相談所がありますが、非常に長い待ち時間が出てきている状況です。今回、相談部分について、特に就学前のお子さんについての相談数もかなり多くなってきているため、こちらの相談窓口を開設し、保護者のご理解を深めていきたいと思っています。
また、医師の診断を受けるには、保護者が理解した上で診断に至る必要があります。まずはこども発達相談室へご相談いただき、保護者の理解を深めた上で、必要に応じて療育相談所、または小児科医などのご紹介をしていくことで、役割分担を図りながら発達障害に対する効果的な対応ができる、切れ目のない体制をつくっていきたいと思います。
相談室の開設場所は、中央区問屋町の千葉ポートサイドタワー9階です。ご相談いただけるのは、市内在住の就学前のお子さんとその保護者としています。
相談時間は、平日の9時から17時の間で、当面は事前予約制の来所相談となりますので、あらかじめ市のホームページから予約申し込みの上、お子さんと一緒にご来室いただきたいと思います。
予約の受付は、10月28日月曜日、午前9時から開始します。
保護者の方がその子らしさを理解し、安心して子育てに取り組むことで、子供たちが自分らしく成長できるよう、寄り添いながら支援をしていきますので、よろしくお願いします。
2件目です。発達障害に関する理解促進のパンフレット「知ってほしい発達障害のこと」を作成しましたので、お知らせします。
これまで千葉市では、障害者差別解消に係る講演会や、障害者本人が学校で自らの体験などを語る福祉講話など、障害の理解促進に向けた取り組みを実施してきましたが、発達障害については、外見からは分かりにくいことなどから生きづらさを抱える方も多く、周囲の理解とサポートが特に重要だと考えています。
そこで、発達障害について、広く市民の皆様に知っていただきたいという思いから、今回、パンフレット「知ってほしい 発達障害のこと」を作成しました。
A4カラー8ページの冊子で、その中では発達障害の種類や特徴などの基礎的な知識から、主な障害に対する関わり方、また家庭や社会の支援などについて簡潔にまとめています。
さまざまな場での関わり方や、困りごとの解決のヒントとしていただきたいと思っていて、障害のある当事者、家族、教員、企業担当者へのインタビューの概要を「当事者VOICE」として掲載しています。また、障害特性にまつわる事例を、マンガを交えて分かりやすくご紹介しているのが特徴です。
こども発達相談室を11月1日から開設し、相談室をはじめとして、市政情報室、各区の保健福祉センター高齢障害支援課、養護教育センター、発達障害者支援センター、療育センターなどでパンフレットを配布します。また、千葉市のホームページにもデータを掲載します。本日はまだ冊子が刷り上がっていませんので、お手元にはプリントアウトしたものをお配りしていますが、完成次第、記者の皆様にも冊子をお渡しする予定です。
今後も、障害のある人もない人も共に支え合う共生社会の実現を目指して、千葉市として取り組んでいきたいと考えていますので、ぜひ市の取り組みをご理解いただければと思います。
3件目です。千葉湊大漁まつり第48回千葉市民産業まつりの開催についてです。
毎年恒例になっていますが、今年は11月2日の土曜日、千葉ポートパークで千葉湊大漁まつりを開催します。大漁まつりは、多くの市民の皆様に、千葉県および千葉市の豊かな食、特産品、文化などを体験、楽しんでいただき、地域の魅力や価値をさらに高めていく、地産地消の推進、交流の拡大などを目的に、毎年この時期に開催しています。
今年は、恒例となっている振る舞いの品数を、昨年以上に豊富にご用意しました。また、新しい体験コーナーやステージパフォーマンスなど、内容を一層充実させています。
まず、大盤振る舞いでは、サザエのつぼ焼き、ハマグリの浜焼きといった恒例の水産物のほかに、千葉市食のブランド「千」認定品の「大吉豆 落花生 甘納豆」、千葉県の千葉ブランド水産物認定品である「いわしオイルサーディン」などを含む新規品目4種を加え、合計で8種類と、昨年以上に豊富な振る舞いをご用意しています。
ちなみに、大盤振る舞いという言葉は、鎌倉時代の年頭、新年に、御家人から将軍に祝膳が献上された後、将軍と御家人たちが食膳を共にする「垸飯」という儀式が語源と言われていて、鎌倉時代の歴史書「吾妻鏡」には、千葉市の礎を築いた千葉一族の中興の祖である千葉常胤も、幾度も垸飯の準備を担当したことが記されています。
大漁まつりの取り組みの一つとして、80店舗を超える出店ブースでは、地元のグルメを味わえる飲食や、海産物、農産物などで、海と里の恵みを感じていただける企画をしています。
また、昨年度に続き、ホームタウンチームのジェフユナイテッド千葉、アルティーリ千葉、またPIST6のご協力をいただいたスポーツ体験コーナーに加え、電動サイクル試乗体験や、車いすバスケットボールの体験も行いますので、ぜひこちらもお楽しみいただければと思います。
ステージパフォーマンスについては、昨年に続き、幕張総合高校のダンス部や、市立稲毛高校・稲毛国際中等教育学校の吹奏楽部の皆さん、また千葉市消防音楽隊や地元団体によるさまざまなステージが披露されますので、ご来場の皆様にはぜひお楽しみいただければと思います。
今回の千葉湊大漁まつりでは、小さなお子様連れの方も安心してお楽しみいただけるよう、屋外に授乳室を設置するとともに、千葉県立美術館にも授乳室設置にご協力をいただいています。
また、第2会場として、そごう千葉店では、11時から地下の食品売場の山金様において、新勝浦市漁業協同組合を含む千葉県各地から新鮮な海の幸の直送販売も同時に行います。
昨年も第2会場は大変好評でしたので、ぜひ今年もお立ち寄りいただければと思います。
そのほか、当日は、千葉県立美術館ではワークショップの開催、千葉ポートタワー前の広場でもこども縁日、銚子港水揚の旬の魚介を使ったてうし汁の販売なども行われるほか、さんばしひろばでは3x3のバスケットボール大会、フードイベントなど、多くの行事が同時に開催され、エリア一体でさまざまな企画が展開されます。
4件目の発表事項にありますが、国道357号の千葉市役所前から千葉銀行前では、「STAY STREET 2024秋」も開催することになっています。11月2日は、こちらの千葉みなとエリアが大変にぎわう1日となることが期待されますので、ぜひ足をお運びいただき、千葉の魅力をご堪能いただきたいと思います。
最後に、11月2日大漁まつりと同日に開催する、社会実験イベントの「STAY STREET 2024秋」の開催についてです。
千葉市では、千葉国道事務所、千葉銀行様とともに、国道の地下立体化で生まれた地上部の道路空間において、にぎわいを創出するために、11月2日、3日の2日間で「STAY STREET 2024秋」を開催します。
今回は、食欲・芸術・スポーツの秋をテーマとして、子供向けの自転車教室、ボッチャ、ゴールボールなどのパラスポーツ体験のほか、建設機械の試乗体験など、さまざまな催しを展開します。
また、同時開催イベントとして、一般社団法人日本農福連携協会による「農福マルシェ」も開催します。千葉市、千葉県をはじめとする、全国の障害者施設の皆様が手がけられた野菜やお菓子などの農福連携商品の販売、農福連携活動のPRも行います。
最後に、2日のみの開催になりますが、先日ロゴなどを発表した、千葉国際芸術祭2025のプレ企画についてです。令和7年度に開催予定の千葉国際芸術祭2025に向けて実施する企画で、今回はストリートカルチャーをテーマに壁画ワークショップや、スケートボードの試乗体験などを行います。
いずれも多くの皆様に楽しんでいただける内容となっていますので、ぜひこの秋を堪能していただきたいと思います。
この道路空間では、今後もこうした社会実験イベントを開催していくとともに、日常的に多くの方に親しまれる空間になるよう、市民の皆様、また事業者の方のご意見も伺いながら、将来的な利活用方法の検討にも取り組んでいきたいと考えています。
私からは以上です。
(記者)
こども発達障害相談室の開設について、常在しているのは、心理士、保健師、保育士などの専門スタッフとありますが、大体何人ぐらいの体制でしょうか。
(市長)
室長、補佐なども含めて、計10人体制の相談室とします。心理士1人と、保健師または保育士1人がペアとなり、生活状況等の聞き取りや、子供の行動観察などを行い、相談に当たるということを想定しています。
(記者)
予約が殺到しそうなイメージですが、大体1日でどれぐらいの相談を行う想定ですか。
(市長)
今のところ、どのぐらいの頻度で相談があるかについては開設後、状況を見ながらニーズを確認していきたいと思いますが、当初は1日5組の相談を受ける体制を組んでスタートする予定です。
(記者)
こども発達相談室について、現状は療育相談所に直接行っていたところ、待ち時間が長いので、その前さばきという意味で相談室を開設するということでしょうか。
(市長)
そうした側面もありますが、本日お配りしているリーフレットの最後のページに、既存の発達に関する相談窓口を記載しています。
千葉市発達障害者支援センターは、発達に障害があると診断を受けた方が支援を受ける、相談をする場所で、年齢層は幅広く対応しています。
千葉市療育相談所は、医師がいて、診断と相談を受けています。相談者もかなり多く、待ち時間は番長いときでは8カ月となり、4月からは医師を増強し、今は3、4カ月と報告を受けていますが、依然として非常に待ち時間が長い状況です。
千葉市養護教育センターは、義務教育期間中、学校生活を中心にどのような対応をしていくのか、保護者と教育委員会が共に話し合って個別ケースについて対応していく相談のセンターですが、こちらは学齢期の方が対象です。
現状の体制の中では、就学前のお子さんについて気になる状況があった際に、専門的な相談を気軽に受けられる窓口がなかった状況です。今回は療育相談所が相当混雑していて、なかなか相談に至らない、また、医師の診断を受ける状況になるまでに、保護者が理解をしなければ医師の診断には至らないこともあり、まずは専門的な相談を気軽に受けられる場所が必要です。特に就学前のお子さんが相談できる場所がなかったため、ライフステージに応じた切れ目のない相談体制をつくる上で、今回のこども発達相談室は不可欠ではないかということで、3年程度準備をしてきました。
これまで、例えば保健福祉 センター保健師が一般的な相談の一環として受けていて、これは保健師の方がおっしゃっていることですが、保健師の資格を取る際に、発達に関する知識は問われないため、保健師の方は自分で学習し、対応してきたとのことです。少し複雑な状況になると、少し様子を見ましょうと言わざるを得ないということで、保健師にとっても相談する方にとっても、十分な対応ができない気持ちが残り、保護者としては自分の心配事がなかなか解消されないという状況でした。
今回、就学前のお子さんの発達に関して気軽に相談できる専門窓口を設けることとし、準備がある程度整ったため、開設するものです。
(記者)
先日、千葉国際芸術祭のロゴとプレイベントの発表がありました。中村政人さんが総合ディレクターで、東京芸大の副学長ということですが、まちづくりと芸術の融合ということで、大変ユニークな発想の持ち主だと思いました。中村さんにはどういう経緯で総合ディレクターをお願いすることになったのか、改めてお伺いできればと思います。
(市長)
私がもともと存じ上げていた方ではなく、今回、国際芸術祭という取り組みを定期開催化するのは、地域に秘められた力、ある意味十分発揮されていない力を取り戻す意味において、文化芸術の力を借りて定期開催していくということが有効ではないかと考えています。例えば市の美術館の関係者や、ほかの自治体の取り組みに携わった方々のお話を聞く中で中村さんという方がいらして、特に、単なる観覧型ではなくて、観覧する部分もある中で、市民参加型の芸術祭をこれまで取り組んでこられて、地域の地の力を引き出すという取り組みに実績があるというお話を伺いました。一度お話をさせていただき、私たちが目指していることを十分ご理解いただき、共感を持って進めていくことができるのはないかと思い、何度か話し合いをする中で、今回、お引き受けいただくことになりました。
また、実行委員会の中で芸術家の方々も委員になる部会等がありますが、その委員の方からも中村さんというのは千葉市が目指していることに対して最適ではないか、というお話もいただき、最終的には実行委員会の議論を踏まえて決定したという経緯です。
(記者)
昨日の千葉市教育委員会会議の件で質問します。定例会の中で、いじめの認定についての報告がありました。認定については今月の上旬にホームページで公表されていて、それを報告するという説明があったとのことです。
中身について、幾つかお伺いしたいのですが、まず、認定した中で学校側の対応に初動の遅れがあったというような指摘もありました。あと、校長側の対応についての問題点もあったので、1点目は学校や校長側への処分等がどうなっているのかということ、2点目は被害者の生徒のその後、何か心理的な影響があったかどうかということ、3点目は加害生徒への対応について教えていただければと思います。
(市長)
教職員への対応については、処分権者が教育長になりますので、教育委員会に確認していただきたいと思います。
それから、被害を受けたお子さんの心理的影響というのは調査の中に書かれていることが全てだと思いますが、学校に通えなくなり転校を余儀なくされ、、通常想定される学校教育を受ける機会が一定期間損なわれたことから、心理的影響をかなり受けていると認識しています。
加害生徒については、調査の中で状況を聞きながら、また調査の前でも学校で対応している期間もあったと思いますが、状況を聞いて適切な対応が取られたと思います。ただ、初動が十分ではなかったというのは報告書の中でも指摘があり、教育委員会のほうでも学校の対応に課題があったことから第三者委員会での調査に切り替えた経緯があります。
そうした客観的な事実関係を調査する仕組み自体は、今回一定程度の機能が働いたと思います。今回の指摘を踏まえて、教育委員会のほうには今後の再発防止をしっかりしていただき、報告書の内容も全教職員が把握をして、同様のことが起こらないような取り組みを徹底していただきたいと思います。
もちろん私にも途中で報告は入っていますが、私が途中で報告を受けたときには、当事者の調査が十分でないと感じましたので、当事者に対して改めてお話を伺えるようにするべきではないかと指摘を受け、聞き取り調査をもう一度お願いした経緯もあり、若干の時間を要したものになっています。
基本的にこうした調査をした上で公表していく、場合によっては第三者委員会で調査するということは、再発防止を徹底するという目的があり、そのような枠組みにしています。今回、当事者の保護者の方、お子様の了解を得て公表させていただき、こういったことが二度と起こらないように学校関係者、教育委員会関係者が調査結果を十分に理解し、踏まえた上で再発防止に向けた対応を徹底していただきたいと思います。
(記者)
今回、公表という形に至ったのは、被害者生徒やご家族のご意向もあったという説明がありましたが、今回、このように公表したことについて、どのようにお考えになっているかお伺いします。
(市長)
過去、重大事態となった件数というのは、年間で数件ずつあり、いずれもこれまでは保護者の方、当事者となる児童生徒ご本人の了解が得られず公表していませんでしたが、今回は当事者の方が公表は可ということでしたので、規程に従い公表させていただきました。
制度が想定しているのは、公表することで学校や関係者はもちろんですが、社会に対してもこういった事実関係があったということを正確に伝えて、憶測や誤解が生じないようにすることもその狙いの一つであるため、その趣旨を十分ご理解いただき今回の公表に至ったと考えています。
(記者)
衆院選について伺います。神谷市長は9区の奥野さんと田宮さんの陣営にそれぞれ応援に行かれたと把握しています。その応援演説をした経緯と理由を教えてください。
(市長)
私が国政選挙に臨むスタンスですが、千葉市政の運営自体が、例えば会派で言いますと自民党の会派、立憲民主党を中心とする会派、公明党会派、いわゆる市政与党として、市政運営上、大変支えていただいている状況です。
市政を進める上で、日頃から協力をいただいている候補者陣営からお話があった場合には、街頭演説はしていませんが、個人演説会には日程が合えば参加するようにしていて、今回9区の対応についてはそうした背景からさせていただきました。
(記者)
では両方、向こうからの要請を基にということだと思うのですが、衆院選終盤になり、今後、千葉市内でほかの選挙区もありますが、応援予定は今のところありますか。
(市長)
具体的に決まっているものは、現時点ではありません。
(記者)
先ほど芸術祭のお話もいただきましたが、高洲第二中学校の利活用案を公表されたと思います。多様化学校などの公的な施設に加えて、アルティーリ千葉さんの練習場についても整備をする案が示されました。包括的な連携協定を結んでいると承知していますが、民間企業なので、土地や金銭的な条件というのはどのようになっているか教えてください。
(市長)
アルティーリ千葉の練習場については、包括連携協定に基づき、市内の設置について協力をしていくというものです。民間事業者の施設になりますので、建築費は事業者負担、また土地の借地料についてもいただく予定であり、詳細については規則などを踏まえ対応をしていく予定です。
(記者)
住民説明会も開く予定だと思いますが、住民の方の反応というのは今後どのように取って、どのように案に反映させていくお考えでしょうか。
(市長)
基本的に学校の跡地利用については、地元の要望がまず出てきます。学校の統廃合で生まれてくる跡地のため、統廃合の話を地元とする際に、この学校跡地について、地元から要望が寄せられることが通例です。
今回の旧高洲二中についても、地元からご要望が上がっていて、それを踏まえて高齢者施設や子育て関係の施設について再配置をする場所にしています。
今後も説明会を開催し、個々の自治会にもこういった資料提供をしていますので、自治会からもご意見が上がってくると思いますが、その都度ご意見に対してこちらからも説明を尽くしていきたいと思います。
(記者)
先ほどの芸術祭もこの場所で開かれるということですが、校舎を利用して、どういったものにしたいとか期待があれば教えてください。
(市長)
アーティストの方が一定期間その場所で創作活動に向き合い、取り組んでいただける場として、今回、短期的に利用できる期間があったため、その校舎を一部使っていただく計画で、具体化を進めています。
どういった創作活動か、また市民参加をどのような形にしていくのかについては、これから具体化していく話ですので、アーティストの方、また創作活動に参加していく市民の方のご意見で決まっていくものだと思っています。
市長である私がこれをつくってくれというものではありません。創意工夫によって千葉市の地のよさを再認識していただく場だと思いますので、創作活動を行う方の創意工夫を遺憾なく発揮できる環境づくりをしていきたいと思います。
(記者)
11月1日から3日に中央公園のプロムナードで、広場を無償で貸し出して自由に利用してもらうという社会実験が予定されていると思います。これについて、市長のほうから目的と、今後どのような広場の活用の仕方を期待されているか教えていただけますでしょうか。
(橋本副市長)
中央公園のプロムナードについて、その通り沿いの活性化というのは前から取り組んでいるところでもありますので、そういったところをしっかりと取り組んでいくということの延長の中で出てきている話です。詳細については担当課にご確認ください。
(市長)
中央公園プロムナードの活用の位置付けですが、11月1、2、3日で行われる取り組みの詳細まではまだ把握していませんでしたが、全体的な流れとしては、この10年間、例えばJR千葉駅前の活性化について、グランドデザインをつくり取り組んできました。千葉駅前大通り、中央公園プロムナードというよりも、西銀座のほうに人を通して中央公園につなげていこうという考え方でさまざまな取り組みを行ってきました。中央公園プロムナード沿いに変化が起きてきていて、例えば京葉銀行さんが店舗の前にテラスを造ってくださり、もともとパラソルギャラリーが行われていましたが、屋台村が一定期間開催されるなど、NTTさんの新しいビルの路面店の1階部分に飲食店が入るような動きもあり、今まで単なるビジネス的な店舗が並んでいて、あまり人が滞留しなかった場所が、人が行き交い滞留し、にぎわいや交流を生む場所に変わりつつある傾向があります。そういった中で、今後、中央公園プロムナードの位置付けを、グランドデザインの中で見直す必要があるということで、さまざまな社会実証実験を行ってきています。その一環で、今回、実施するという理解です。
(記者)
こういった実証実験の結果を踏まえて、新たなグランドデザインを今後策定していく方針という理解でよろしいでしょうか。
(市長)
そうです。
(記者)
今回の社会実験に関して、市長のほうで期待をされる部分はどういったところがありますでしょうか。
(市長)
1日から3日にやる内容について、私はまだ詳細を把握していません。部局中心に行っているものだと思いますが、中央公園プロムナードの位置付けを10年ぐらい前に策定したグランドデザインから変更していく上で、にぎわいを生み、人々が行き交い、単に通過する場所ではない場所に本当に変えていけるのかどうかについて、さまざまな材料やご意見をいただきながら進めています。そうした方向性にかじを切っていくことについて、実証的な材料が得られればと思っています。
(職員)
ほかにはよろしいでしょうか。よろしければ以上で終了します。
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