更新日:2024年7月29日

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動画とテキスト(令和6年5月23日)

動画

テキスト

冒頭発言

(市長)
それでは、定例会見を始めます。
本日は発表事項が4点あります。
1点目は、千葉開府900年のロゴマーク、キャッチコピーの募集と「千葉開府まつり2024」の開催についてです。
千葉開府900年に向け、記念事業の意義や基本理念を多くの市民の皆様と共有し、広くPRしていくためのシンボルとなるロゴマークとキャッチコピーの募集を行います。
募集期間は5月27日から7月末までで、専門家や千葉開府900年記念協議会による審査、また市内の全ての小中学生や市民の皆様の投票を経て、12月頃に採用作品を決定していく予定です。採用されたロゴマーク、キャッチコピーについては各種広報物などに掲出し、千葉開府900年に向けたPR活動に活用していきたいと考えています。
選考は、最優秀賞、優秀賞、チャレンジスピリット賞についてそれぞれ行い、選出された作品には賞金、商品もご用意しています。応募に当たっては年齢や経験等は問いませんので、お子さんから大人まで幅広くご応募いただきたいと思います。
また、小学校4年生から6年生を対象とした「ロゴマーク制作ワークショップ」を開催します。企業のロゴ制作などに携わるクリエイティブディレクターの方が講師を担当し、ロゴの役割や使い方など、分かりやすく解説しながら、参加者の皆様に実際にロゴマークの制作まで行っていただく予定です。こちらも多くの皆様にご応募いただけることをお待ちしています。
次に千葉開府まつり2024の開催についてです。千葉開府の日である6月1日に合わせて、6月1日、2日に本町公園で、千葉開府まつり2024を開催します。先月の会見でイベントの概要をお知らせしていますが、当日のスケジュールやイベント内容の詳細が決まりましたので、改めてお知らせするものです。
ステージイベントとして、当日10時から開会式を予定していて、私も出席します。さらに、千葉市ゆかりのBMXライダーの長嶋凌選手による開会宣言なども行います。また、体験ゾーンでは、「千葉手作り甲冑匠の会」の皆様のご協力による甲冑着付け体験や、スポーツやアートのワークショップなど、さまざまな催しを用意しています。また、グルメゾーンでは、開府900年焼き印入りバーガーなど、千葉開府900年のオリジナルグルメも登場しますので、ぜひ多くの皆様に楽しんでいただきたいと思います。
また、同期間中に、千葉市の中心を流れる都川の魅力を発信する「ちばかわまつり都川」などの関連イベントも行います。千葉のまちは舟運という船の運行や海運、また海道を拠点として成長してきましたが、その上で都川は歴史的に見て千葉のまちの形成に大きな役割を果たしているため、千葉開府900年に際して、改めて都川の意義などを知っていただきたいと思います。
開府まつりの開会式終了後、私もちばかわまつり都川のイベントの一つである和船に乗船する予定としています。記者の皆様におかれましては、ぜひ取材をお願いします。
次に「オオガハスの魅力発信アクションプラン」の策定についてです。
オオガハスは千葉市の花として指定していますが、これは昭和27年7月18日に、植物学者の大賀一郎博士の下で発掘作業をしていた花園中学校の生徒が古代ハスの実を発見し、翌年大賀博士がハスの実を2000年ぶりに開花させたものです。その後、オオガハスは平成4年に千葉市が政令指定都市に移行したことを記念し、千葉市の花として指定され、平成28年には千葉市の都市アイデンティティを形成する四つの地域資源の一つに定め、市民の歴史的・文化的な財産として定着が図られてきました。
市の発展とともに歩んできたオオガハスは令和4年に開花70周年を迎え、その時の記念フォーラムでは、開花80周年を見据えてオオガハスの魅力発信のアクションプラン、報道計画の策定を提言しています。その提言を受け、オオガハスの魅力を国内外により広く発信していくために、令和6年から9年度までの4年間のアクションプランを作成しましたので、お知らせします。
テーマは「オオガハスでつながる身近な暮らしと広がる世界」としています。それを具体化していくためにこのアクションプランでは四つの方向性を示しています。
一つ目は「オオガハスが咲く拠点・場所づくり」で、開花80周年に当たる令和14年度を目指して、各区に1カ所の小さな拠点を選定し、整備していくものです。
二つ目は「オオガハスに集う人たちとその仕組み」で、オオガハスの普及啓発にご協力いただいている「ハス守りさん」と呼ばれている方が、現在61名いらっしゃいますが、フォローアップ研修なども行い、今年の大賀ハスまつりにおいてもミニガイドを担当していただく予定です。
三つ目は「オオガハスを広める活動づくり」で、大賀ハスまつりの充実やゆかりのある都市間の交流などを行う予定です。全国にはオオガハスの栽培体制を整えて地域資源や、まちのシンボルとして扱っているまちもありますので、そういった地域との交流を深めていきたいと思います。
四つ目は「オオガハスの情報発信・話題づくり」で、令和9年に横浜市で「2027年国際園芸博覧会」が予定されていて、オオガハスをテーマとした出展を千葉市として検討しています。オオガハスの魅力を世界に向けて発信していこうというものです。このように、市内で身近な暮らしの中でオオガハスを感じられるような環境づくりをしていくとともに、オオガハスがさらに千葉市のアイデンティティになっていくよう、開花70周年に続く80周年に向けて、オオガハスを活かしたまちづくりに取り組んでいきたいと考えています。
続いて、大賀ハスまつり開催のお知らせです。
今、ご説明したとおり、オオガハスの魅力発信アクションプランに基づき「オオガハスを広める活動づくり」の取り組みの一環として、大賀ハスまつりを開催します。
オオガハスは6月から7月にかけて優美に咲くため、今年は6月15日の土曜日から23日の日曜日までの9日間、千葉公園のハス池を舞台にした大賀ハスまつりを開催します。昨年は新型コロナ5類の移行を受け、キッチンカーを復活させるとともに、開催規模も新型コロナ流行以前の規模に戻すことで、約2万5,000人の来園者の方で賑わいました。今年はさらに以前の開催状況に戻していきたいということから、優雅なオオガハスを鑑賞しながら学べる「大賀ハスガイド」や、ハスの葉に飲み物を注ぎ、茎で飲む「象鼻杯」の体験をしていただけるように準備しています。また、ハスの葉に色づけをする「ボタニーペインティング」などのミニ講座、また、千葉市ゆかりのアーティストによる演奏会、キッチンカーなどの出店も行いますので、ぜひご来場いただきたいと思います。
毎年、地域の大学や短期大学との連携を強めていますが、ちば産学官連携プラットフォームのご協力の下で、多くの学生ボランティアの皆様にも大賀ハスまつりの運営にご参加いただき、若い世代にとってもオオガハスに親しみを持っていただく機会となっています。今年の4月に千葉公園の賑わいエリアで「芝庭」がオープンしましたが、オープン後、初の大賀ハスまつりとなります。初夏の風物詩として定着している大賀ハスまつりに、ぜひ多くの方々にお越しいただきたいと思います。
最後の発表事項は「YohaS2024」についてです。YohaSは千葉公園のオオガハスの開花時期に合わせて行われている夜のアートフェスイベントです。多くのボランティアの方々のご協力を得ながら、地域に根差したイベントとなっていて、今年で7年目を迎えることになります。中高生の来場が多いのが特徴の一つで、着実に定着してきたと思いましたのが、「二十歳のつどい」というものを開催していて、その中で思い出深いものとしてベストテンにも挙がるなど、回数を重ねる中で多くの方に期待されてきたイベントだと思いました。昨年はナイトタイムの公共空間の利活用や、官民共同の運営方式が評価され、グッドデザイン賞もいただきました。
今年はこれまでの綿打池の周辺だけではなく、新たにオープンした「芝庭」や、「YohaSアリーナ~本能に、感動を。~」まで会場範囲を広げ、規模を約2倍に拡大をして開催します。
今年のテーマは「Japanesque-シャパネスク-」としています。綿打池周辺の「昔から公園にあるもの」を江戸エリア、「芝庭」やアリーナ周辺の「新しく公園にできたもの」を明治エリアと設定し、それぞれを活用しながら、期間中は千葉公園を非日常的な空間に彩ります。これまで近未来的なYohaSの世界観が示されていたと思いますが、園内の景観を活かしながら和のエッセンスも加え、光と音楽で彩る新しいYohaSを演出します。6月7日と8日の2日間の開催で、時間は18時から21時までとなります。
内容はアートパフォーマンス、ライトアップ、体験型デジタルアート、池に浮かべるフローティングアート、さらにフードエリアもあります。新しく整備された「芝庭」、ドーム前広場、YohaSアリーナ~本能に、感動を。~も会場に加わります。それぞれの時代をイメージさせる演出を予定していて、まだリニューアルされた千葉公園にお越しになられていない方も多いと思いますので、このYohaSを機に新しい魅力を体感いただければと思います。
開催に当たっては、公園の南口周辺の安全確保の必要がありますので、6月7日は15時から22時、6月8日は16時から22時の間に交通規制があります。また6月8日については、JR千葉駅から千葉公園に向かう途中にある千葉公園通りにおいて、歩行者天国のイベント「ちこほこ」が開催されます。千葉公園通り沿いの地元の方々が主催となり、市も共催している、音楽ライブやアートイベント、フリーマーケットなどが予定されていますので、YohaSへお越しの際にはこちらのイベントも併せてお楽しみいただきたいと思います。
私からは以上です。

質疑応答

(記者)
オオガハスについてお尋ねします。こういった形で市の花としてオオガハスを指定し、プロモーションしていくことの意義について、市長のお考えを改めて教えていただけますでしょうか。
(市長)
オオガハスを千葉市の花として指定し、かつ都市アイデンティティを示すものとして重点的なPR活動を行っていますが、千葉市はどんなまちですか、という質問に対してアンケートを実施したところ、市民の皆様からは「千葉市はこれだと示すものがなかなかない」という傾向が強い回答結果が得られています。千葉市と言えばこんなまちなんだ、歴史と文化が根づくまちなんだということを分かっていただく必要があるということで、四つの地域資源を定めています。その中でもオオガハスは2000年を超える悠久の歴史が現代に蘇ったものであり、もともと市民の方が発掘調査に参加し、大賀博士が発芽させたものですが、その後の保存過程の中で多くの市民の方がボランティアとして、その保存に力を尽くしていただき、さらに国内外に分根しオオガハスがさまざまな都市や人をつないでいるという面があります。オオガハスは平和と交流の架け橋として多大な役割を果たしてきているため、まさに千葉市が都市として共に成長してきた中で象徴的な存在ではないかと思っています。また、市民活動がそれを支えてきたという面もありますので、これは千葉市の特徴をよく表している花ではないかということで、アイデンティティの一つとして重点的にPR活動を行っています。
(記者)
オオガハスは市民が発掘したということですが、現状、この千葉市民におけるこのオオガハスの認知度は、市長はどうご認識されていますか。
(市長)
定期的にアンケートを取っていて、ここ近年着実に認知度が上がってきていると思います。
(記者)
YohaSについてお尋ねします。冒頭、市長からボランティアの方が多く参加されているというお話でしたが、何をするボランティアでどういった方々なのでしょうか。
(市長)
会場の動線整備や、当日の運営に対してご協力をいただいている方だと認識しています。
(記者)
共催がYohaS振興会と千葉市ということですが、この振興会と千葉市からそういった設営や実動部隊が出るということではないのですか。
(市長)
振興会が共催の中でも主軸となり開催していますので、振興会が実際の設営をし、市も協力をしているという形になります。
(記者)
振興会はどういった団体から構成されているか教えていただけますか。
(市長)
YohaS振興会は、もともとは千葉公園の近くに本社がある拓匠開発さんが千葉公園を起点とした地域振興をしていきたいという思いがあり、その考え方にご賛同される方が集まった民間の集まりで、その趣旨に千葉市も賛同し、例えば公園利用の面などでYohaSの開催に協力しています。
(記者)
振興会の事務局が拓匠開発の中に入っていると思いますが、実態として拓匠開発さんと同義ではないのですか。
(市長)
拓匠開発さんは住宅開発の事業者ですので、YohaSというイベントを開催する主体としての振興会という位置付けです。会社の業務としてやっているわけではないと私は整理しています。
例えば企業の方が地域のイベントに協力をすることがありますが、基本的にそれと同じ形だと理解しています。
(記者)
千葉開府900年に関連してお尋ねします。改めてロゴとキャッチコピーを募集するということで、いろいろなアイデアが集ってくると思いますが、市長としてこんなものを応募してほしいとか、そういう個人的な思いがあればぜひお聞かせください。
(市長)
私がこのデザインはこんな感じとか、キャッチコピーはこうですよねというのは言ってはいけないと思っています。ただ、官民の記念協議会の中では、これまでの千葉市の歩みを振り返り、これからの50年、100年に向けて、千葉市はこうあるべきではないか、そのためにはこういう活動や行動をしていくべきではないか、ということを市民の皆様と共有できるような取り組みをしていきたいと思います。ですので、そうしたきっかけになる、趣旨が伝わるようなキャッチコピー、またはロゴマークをぜひ応募していただきたいと思います。
(記者)
6月から千葉県が運用の仕方によっては週休3日も可能なフレックス制度が始まるかと思います。改めて県が導入することについての市長のご感想や、千葉市でもし導入するようなお考えがあればお聞かせいただけますでしょうか。
(市長)
千葉県が週休3日と言われるような運用を始められていることは承知しています。現在、千葉市としても、職員がその能力を遺憾なく発揮し、充実した勤務ができる、また市民生活をより豊かにできるような成果を上げていくために、どのような職場環境であるべきかということはさまざまに検討をしています。既にお知らせしていますが、通年のナチュラルビズや、名札の表記について、これまでの取り扱いを変更した取り組みをしています。
週休3日と呼ばれている制度を千葉市で導入するかについては、実現するとすれば、どういった形で実現できるのか、もちろん日頃から検討はしています。しかしながら、窓口の業務が多いという点が市役所業務の特徴ですので、職員配置が十分にできるのか、仮に実施するにしても解決しなければいけない課題が多い取り組みではないかと思います。
県庁以上に職場の多様性があり、一律に全ての職場で導入ということは容易ではないと思いますので、どういった形であればできるのか、またはできないのか、日頃からの研究は続けていきたいと思っています。
(記者)
昨日、京葉線のアンケート結果が発表されましたが、これをベースにしてJRとの協議に使って行きたい、以前、市長がお話しされたと思います。この結果を受けて市長はどうお感じになられたかということ、またどのような方針で今後JRとの協議を進めていくのか考えを教えてください。
(市長)
昨日、アンケート調査の速報結果を公表しました。想定を超える市民、県民の皆様からご回答をいただいたと思っていて、ご回答いただきました市民、県民の皆様には改めて感謝を申し上げたいと思います。数は異例の多さだと思っていて、今回のダイヤ改正が市民生活と事業活動に大きな影響があったことを物語るものではないかと思っています。
アンケート調査の結果からは、これまで千葉市や経済団体、また県も含め、JR東日本へ要望してきたことが利用者としても求めている内容だったということがうかがえる結果だったと思います。
ダイヤ改正による影響について伺っていますが、乗車時間の増大を挙げる声が最も多い結果でした。また、ダイヤ再改正に求める望ましい変化としては、通勤時間帯、また退勤時間帯に快速を増便してほしいということが最も多く挙がっていたため、改めて3点JR東日本に申し入れをしています。
今まで申し上げてきたことと重なりますが、一つ目は市内の京葉線各駅、また内房外房沿線と東京方面との速達性、そして幕張新都心、蘇我副都心などの拠点性の維持確保のために、通勤、退勤時間帯の快速の増便や、東京との所要時間の改善を図っていただきたいということです。
二つ目は、通勤者以外にも幕張新都心には来街者がいらっしゃいますので、多数のイベントが開催されている、土日を含む幕張新都心への来街者の行き帰りの利便性と速達性の確保に十分留意したダイヤにしていただきたいということ。
三つ目は、今後も定期的・継続的にダイヤ改正などに関する協議の場を設けていただきたいということです。こうした内容を踏まえたダイヤの再改正をJR東日本には改めて求めていきたいと思いますし、早期の改善を期待しています。そうした点をJR東日本に改めてお伝えさせていただきました。
(記者)
今回、通勤快速が廃止されたダイヤですが、通勤快速よりは快速の増便というところにフォーカスするおつもりですか。
(市長)
その列車の種別というよりも、東京都への速達性をしっかり確保してほしいということです。今回のダイヤ改正の一番大きな課題は、例えば東京から蘇我まで43キロありますが、そうした長距離路線の遠近分離を通勤時間帯、退勤時間帯に取りやめたということです。それは生活実態や、事業活動の実態に合っていない極端なものだと思っていますので、東京との所要時間の改善をまずお願いしたいということです。その方法として通勤快速の復活はもちろんありますし、アンケートの中では通勤、退勤時間帯の快速の増便というのが最も多く挙がっていました。JR東日本と協議をする中で、既存の鉄道資産、例えば駅や、待避線 といったものを活用し、その範囲の中でダイヤ改正をされていて、できることとできないこと、安全を確保しながら可能なことはどうしても制限があり、その中でどう対処していくかというときに、列車の種別ありきではなく、東京への速達性をどう維持していくのかということについて検討しているというお話でした。そこは我々が求めていることと同じで、私も会見の場で「通勤快速の復活を求めているのですか」という質問を何度もいただいていますが、今までの通勤快速に捉われず、例えば海浜幕張への停車や、そういった停車駅を少し増やすなど、増やしていけば快速に近づくことになります。そのため、列車の種別に限定しているのではなく、所要時間を改善し速達性が維持される、そして幕張新都心や蘇我副都心は来街者がいらっしゃいますので、その方々の利便性、移動の速達性を確保し、街としての拠点性を十分考慮したダイヤにしていただきたい、ということが千葉市として申し上げていることになります。
(記者)
今後協議の場を継続してつくっていきたいというお話ですが、既にもう予定はされているのでしょうか。
(市長)
今回のダイヤ改正について、改めて再改正を早期にお願いしますというのは、ほぼ日常的に担当部署間で協議している状況だと私は理解しています。ダイヤ改正というのは毎年何らかがあるものですので、3点目にJRに申し上げたこととしてご紹介したのは、今後、定期的、継続的にその時々の経済状況を踏まえ、あるべきダイヤについて、我々として要請ができる場をつくっていただきたいということです。
JR東日本さんはこれまでも、例えばJR千葉駅周辺のまちづくりや、京葉線の新駅設置、海浜幕張の蘇我側の改札口を設けることなどについて、経済観を入れて緊密に連携を図ってきた枠組みもあります。そうした枠組みの中でダイヤの在り方について、地元市としてJR東日本さんに要望を行っていく必要があると思っています。
(記者)
週休3日制についてです。本日午前中の知事会見で、まず先行して県庁で週休3日制を含めた働き方を導入し、それを市町村に参考にしてもらえたらという発言が知事からありました。千葉市として、まず県の運用の仕方を研究、または検討するという考えでよろしいでしょうか。
また、6月議会に週休3日制も含めた議案を出すという考えはあるのでしょうか。
(市長)
県の動きを見てから考えるというよりも、県の動きも参考にさせていただきながら、千葉市役所としてそれぞれの職場でどういった働き方が職員にとって能力を遺憾なく発揮でき、市民サービスを向上させていけるのか、そうした観点で日頃から検討しているため、検討の中で県庁の取り組みについても大いに参考にさせていただきたいと思います。
6月議会に週休3日制を出すのかということについては、まだそこまで検討が進んでいないため、我々としては引き続き検討をしていく状況です。
(記者)
昨日の京葉線アンケートでは、1割程度が転居を検討されているという結果もありました。市長のお話の中で早期の改善を期待しているとのことでしたが、生活自体が大きく変わる可能性がある中で、具体的に今年中に改善を求めていくのか、いつまでぐらいの期間を考えているのか、お伺いしてもよろしいでしょうか。
(市長)
今回のダイヤ改正は3月中旬に行われたもので、その改正前から今の経済実態や市民生活の実態に合っていない極端な改正なので、再改正をできるだけ早くお願いしたいということを申し上げています。JR東日本さんとしては、できる限りのことをしていくということで、ダイヤ改正前に快速を2本復元し、現在も社長会見や支社長会見で、1年を待たずに柔軟に改正時期を検討していくというコメントを発表されていますので、できることから順次ダイヤ改正を実施していただけると期待しています。
転居を考えておられる市民の方というのは、私も実際にお声を伺ったことがあります。ただ、年度途中のダイヤの改正というのは作業的に難しい面もあるということは、私もそうだと思います。他の線との接続などもありますので、京葉線だけでできる範囲というのは恐らく制限があり、段階的に行わなければいけないこともあるのだと思います。しかし、改正まで1年待つということになると、転居を後押しすることになるため、可能なことは順次早めの段階で実施していただきたいと思っています。仮に毎年度行っているタイミングでしかできないことがあれば、それは実施していただきたいですが、事前に方向性を少しお話しいただくなど、転居せずに、これからも東京駅に十分通えるのだということを市民の皆さんが思えるような方向性を、ぜひ示していただきたいと思っています。それは協議の中でお伝えをしていて、我々の考え方については受け止めていただいているものと思いますので、社長会見で1年待たずにできることから対応する、検討しているというようなお話につながっているのではないかと思います。
(記者)
京葉線のアンケート結果はもうJR東日本に提出したのでしょうか。これから提出するのでしょうか。
(市長)
昨日、担当課から資料と文書をメールで通知した上で、担当課が支社を訪問し、手交申し入れをしています。
(記者)
市長がこのアンケート結果で特に驚いた点や、注目されている点を改めて聞きたいです。
(市長)
全く事前に思っていたことと違う結果が出てきたということはなく、多くの方が通勤時間を変更しなければならないとか、転居を考えないといけない状況にあるとか、これまでの生活のベースになっていた前提がダイヤ改正で崩れたという状況にあるということは、数字の上からも分かる状況です。あとはそういった意見だけでなく、千葉市民以外の方ももちろん回答できるようになっているため、いわゆるダイヤ改正でメリットを受ける方ももちろんいるわけで、ダイヤ改正は限られた鉄道資産の中でどういった電車を走らせるかということですので、全ての人にとって利便性が高まるというのは難しいと思います。予算編成と一緒で一方を充実させれば、もう一方は同じようにはできないということにはなりますので、要はバランス論だと思います。極端な改正というのはそのバランスと実体が合わないところも出てくると思いますので、どうしても利用される方、使う駅によってメリット、デメリットが出てくると思いますが、そういったものもうまくバランスを取っていただき生活実態、経済実態に合わせたダイヤ編成にしていただきたいという思いを新たにしました。
(記者)
個人的には「京葉線沿線以外への転居1割」というのは結構驚きましたが、市長はいかがでしょうか。
(市長)
今、人口減少社会を全体として迎えていく中で、各自治体が都市基盤を整備し、また子育て施策や高齢施策を充実させ、何とか人口減少に抑制的な歯止めをかける取り組みをしていますが、そうした中でダイヤ改正が契機となり転居を考えるという方がそこまで多いというのは、やはり極端なダイヤ改正であったと改めて感じた次第です。
(記者)
オオガハスについてです。分根していくという話でしたが、各区1カ所ずつということで、美浜区ももう1カ所増やすということですか。
(市長)
身近にオオガハスを見ることができる場所を作りたいという考え方ですので、具体的にどこに、どの程度つくっていくのかはこれからの検討になります。
(記者)
以前の会見の中で少しお話がありました路線バスの関係についてです。市でも聞き取り調査をされているという話でしたが、その後の状況や、聞き取った内容をご公表されるお考えはありますでしょうか。
(市長)
先般、県が発表した路線バスの運行状況緊急調査は市も協力していて、それと連動する形で千葉市内の状況を把握するために事業者へのヒアリングも含め、市としても調査を行っています。2024年問題、労働環境の改善に向けた規制強化だと思いますが、2024年問題に対応するためにやむを得ず減便せざるを得ない状況が確認されています。事業者としても非常に厳しい選択をせざるを得なかったという状況が判明しています。
また、減便数に加えて、運転手数の推移についても各社に伺っていて、県の調査と合わせて市の調査も行いました。所管課が取りまとめをしていますので、今日、公表することはなかなかできないですが、令和3年度と比べて市内のバス事業者10社の運転手は2,500人程度の人数だったのが、100人くらい減っているような状況です。今回の減便にそういった運転手の確保が難しくなっている状況が大きく作用している状況というのも浮き彫りになってきています。
これまで、市としても支援事業の中で運転手確保策の支援や、また今回、路線の維持に必要な財政支援なども予算化していますが、さらに事業者の方と話し合いをさせていただいて、事業者としては労働環境の改善は進めながら、例えば運転手の処遇改善や、また以前のダイヤに戻れないとしても、もう少し市民の利用状況を踏まえたものに少し戻すことはできないかなどさまざまな検討をしていただいていると認識していますので、そういった取り組みを各社が進める中で、千葉市としてどのようなことができるのか、どんな支援が必要なのか、意見交換を今後また重ねていきたいと思っています。
また、市民の方にもお願いとなりますが、運転手不足という面と、また利用者がなかなかいらっしゃらない側面もありますので、ぜひ積極的にバスなどの公共交通の利用をお願いしたいと思います。
(職員)
ほかにはよろしいですか。よろしければ以上で終了します。

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総合政策局市長公室秘書課報道室

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