更新日:2025年5月23日

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ちば市政だより 2025年6月号 3面

特集


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6月1日は千葉開府の日 千葉開府900年まであと1年

千葉のまちとしての歴史は長く、平安時代まで遡ります。

6月1日の千葉開府の日に関連し、まちの始まりやさまざまなイベントを紹介します。

問い合わせ 都市アイデンティティ推進課 電話 245-5660 FAX 245-5534

千葉のまちの始まりと千葉開府900年

せんがくしゅうばっすい」の記述によると、1126年(大治元年)6月1日に千葉つねしげが現在の中央区亥鼻付近に本拠を定めてまちが成立したとされており、市ではこの日を「千葉開府の日」としています。2026年(令和8年)に「千葉開府900年」を迎えます。皆さんと一緒に、まちの歴史を振り返り、未来を考えるきっかけとするため、さまざまな記念事業を実施します。

千葉一族の中興の祖千葉つねたね

千葉氏は平安時代の終わりから戦国時代まで下総国しもうさのくに(現在の千葉県北部など)を支配した関東の武士団です。

千葉に本拠を移した常重の子・常胤は、源頼朝を助け、鎌倉幕府の創設に大きく貢献した人物で、頼朝の下、10年足らずで全国各地に領地を獲得し、千葉一族の勢力を拡大しました。

千葉氏の家紋と千葉市章

千葉一族の家紋は月星つきほしもん九曜くようもんで、みょうけんに由来するものです。千葉市の市章は、この月星紋と千葉市の千という文字を組み合わせてデザインされています。

月星紋 ✕ 千 = 市章

北極星や北斗七星を神格化した妙見を信仰し、これを一族で共有することで、千葉氏は結束をより強固なものにしていったのです。

今後の主な記念事業

記念事業名 日程 概要
千葉国際芸術祭【9面】 会期4月から12月(集中展示・発表期間9月19日(金曜日)から11月24日(休日)) 地域の魅力ある資源を活かしながら市民が広く参加し、アーティストとともに楽しみながら創り上げていく3年に1度の芸術祭を初開催
千葉開府まつり2025 6月1日 千葉開府の日に合わせてステージイベントの開催やオリジナルグルメの出店
千葉開府900年記念ラジオ体操 7月25日 みんなでラジオ体操を行うイベント
郷土博物館リニューアル 11月 千葉氏をはじめとする郷土の歴史を楽しく学ぶ拠点とするため、郷土博物館の展示をリニューアル
千葉開府900年記念式典 令和8年6月 千葉開府の日を記念し式典を開催
千葉開府900年記念まつり 令和8年6月 千葉のまちの誕生を、市民とともにお祝いする記念イベントを開催
千葉開府900年記念パレード 令和8年11月 千葉市の過去・現在・未来を感じられる記念パレードを実施

詳しくは、「千葉開府900年」で検索

千葉開府900年や千葉氏について学ぶ講演会

千葉氏フォーラム

日時
6月1日(日曜日)13時30分から15時45分
会場
市美術館11階講堂
内容
西野雅人さん(埋蔵文化財センター元所長)による講演。
テーマ「上総国府の北斗七星祭祀―市原市稲荷台遺跡研究その後―」
定員
当日先着50人

問い合わせ 千葉氏フォーラム事務局 電話 090-1254-9143

千葉氏を語る会

日時
6月7日(土曜日)14時から16時
会場
蘇我コミュニティセンター多目的ホール
内容
丸井敬司さん(郷土博物館元館長)による講演
テーマ「千葉氏成立と千葉開府900年を検証する―改ざんされた歴史書『千学集抜粋』の復元に挑む―」
定員
当日先着200人

問い合わせ 千葉氏を語る会 電話 090-8305-6601


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千葉開府900年への道

十、千葉が先か、千葉氏が先か

千葉開府900年まであと1年となりました。6月1日は「千葉開府の日」、今年は中央公園で「千葉開府まつり2025」を開催します。千葉のまちの成り立ちや歴史について学んだり、甲冑を身にまとって当時の武士の気分を味わったり、1年前をお祝いする記念にさまざまな企画を実施します。

900年前に現在の中央区亥鼻付近に本拠を構えた千葉氏ですが、千葉氏が築いたまちだから「千葉」なのか、千葉という地名があったから「千葉氏」なのか…いずれが先だったのでしょうか。

奈良時代まで遡り、当時成立した日本最古の和歌集『万葉集』には千葉郡のさきもり*1が詠んだ歌が残されており、千葉という地名が登場しています。

千葉の野の児手柏このてがしわ*2のほほまれど あやにかなしみ おきてたかきぬ

「千葉の野の児手柏のように若くてあどけないけれど、なんともかわいくて手もふれずにやってきたことだ」という意味で、防人となった千葉の若者が故郷に残した初々しい女性を思って詠んだものです。このことから当時既に「千葉」という地名が存在していたことがわかります。つまり、「千葉という地名があったから、平常重たいらのつねしげは『千葉』を名乗った」ということなのです。

「千の葉に 時を刻んで 900年」こちらは千葉開府900年記念キャッチコピーです。千葉のまちで先人たちが残してきた歩みを振り返りながら、輝かしい未来へとつながる歴史的な節目を迎えようとしています。

*1兵役として3年間九州北部を守る警備にあたった兵士。当時の農民にとって重い負担となっていた。
*2常緑樹の一種。


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