
動物園の社会的役割として、「種の保存」「調査研究」「教育普及」「レクリエーション」があります。千葉市動物公園では、さまざまな学校、研究・学術団体、企業との連携も含め、包括的な調査研究、教育普及活動を「アカデミア・アニマリウム」と称し、活動を推進しています。
身近な野生に目を向ける
第1回 房総のニホンザルの現状と護りかた
ー千葉県におけるニホンザルと
外来種アカゲザルとの交雑問題ー

- 日時
2025年8月16日(土)16:00~16:55
※受付開始は15:50からです
- 講演者
武蔵大学 名誉教授
丸橋 珠樹(まるはし たまき)氏
【専門分野:霊長類学】
- 内容
千葉県では特定外来生物46種が確認され、カミツキガメ、ヒアリ、アカゲザル、キョン、アライグマなどの防除に取り組んでいます。房総半島南部には海外から持ち込まれ飼育されていたアカゲザルが野生化し、多数生息しています。一方、房総半島丘陵部にはニホンザルが生息し、二種間で交雑が進行しています。遺伝子分析による交雑問題の現状報告から、深刻さを理解していただきたい。房総半島のニホンザルを護る方策を紹介し、皆さんと一緒にできることや自然への態度を考えてみたい。富津市による高宕山自然動物園での取り組みも紹介します。
- 場所
動物科学館1F レクチャールーム(座席150席)※先着順
ライブ配信予定:千葉市動物公園公式YouTube(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)
- 対象
中学生以上におすすめです
- お知らせ
講演会終了後、アンケート(外部サイトへリンク)(別ウインドウで開く)にご協力お願いします
今後の講演会の参考にいたします
第2回 身近な野生動物との上手い付き合い方を考える:人慣れが野生動物と私たちにもたらすこと
- 日時
2025年12月6日(土)14:00~15:00
※受付開始は13:50からです
- 講演者
東京大学 農学部 保全生態学研究室 助教
内田 健太(うちだ けんた)氏
【専門分野:生態学】
- 内容
本講演では、身近な野生動物との付き合い方について、会場の人と議論できたらと思っています。特に、私の研究をしている身近な野生動物の生態や人慣れに関する研究を通じて、彼らとの上手な付き合い方について考える場になればと思います。
- 場所
動物科学館1F レクチャールーム(座席150席)※先着順
- 対象
中学生以上におすすめです