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更新日:2025年6月26日
竹を題材としたワークショップなどのイベントを開催することで、来園者の皆さまが環境問題やSDGs、ネイチャーポジティブについて考え、行動するきっかけを作る「地域を灯す竹あかりプロジェクト」をスタートします!
地球温暖化や海洋プラスチック汚染などの環境問題が懸念されるなか、木材やプラスチックに代わる素材として「竹」が注目されています。また竹は成長が早く、竹炭は調湿・消臭、土壌・水質改善など多様な効果を持ちます。一方、竹の異常繁殖は「竹害」として、森林や里山の生物多様性低下を引き起こすため、千葉市動物公園でも余剰竹が課題となっています。
千葉市動物公園では「SDGsやネイチャーポジティブにつながる社会変革を動物園から起こす」という使命の下、「地域を灯す竹あかりプロジェクト」をスタートします。このプロジェクトでは、竹を伐採するだけでなく、余剰竹を「竹あかり」として園内を照らし、その後は竹炭として大池の水質改善や花壇の土壌改善に活用します。
来園者の皆さまにこのワークショップを体験していただくことで、SDGsやネイチャーポジティブについて考え、行動するきっかけを作ることを目指します。
園内で伐採した竹で「竹あかり」を制作します。「竹あかり」は8月に開催する「トワイライトZOO」や日没時刻が早いクリスマスシーズンに、園内の足元を照らす明かりとして活用します。また「竹あかり」で使用した竹はイベント終了後に竹炭に加工し、大池の水質改善、園内花壇等の土壌改善に役立てます。
7月20日(日)・26日(土)、8月2日(土)・4日(月)・9日(土)・10日(日)
各日 10:00~、11:00、13:00~、14:00~、15:00~
動物科学館1階レクチャールーム(8月9日、10日は中央広場)
1組 2,000円(別途入園料がかかります)
事前申し込み制 申し込みははこちら(外部サイト
※空きがある場合は当日現地での申し込みも可能です。
各回先着10組(1組の人数制限はありません)
1組につき2個制作し、自由にデザインや名前を入れることが可能です。制作した竹あかりの1個はお持ち帰りいただき、夏休みの宿題などにご活用いただけます。
もう1個は、8月に開催する「トワイライトZOO」やクリスマスシーズンの足元を照らす明かりとして活用します。
竹あかり
2026年3月下旬実施予定(詳細は追ってホームページや公式Xでお知らせします)
竹あかり制作ワークショップ参加者は無料(別途入園料がかかります)
竹炭
ネイチャーポジティブとは、自然の損失を食い止め、回復させ、さらに豊かにしていくという考え方です。これまでの環境活動が「マイナスをゼロにする」目標だったのに対し、ネイチャーポジティブは「プラスに転じる」ことを目指します。
生物多様性の危機が進む中、自然資本を回復させることが人類の持続可能な発展に不可欠とされています。森林や海洋の再生、持続可能な生産・消費、そして自然への投資を通じて、企業や個人のあらゆる活動で自然と共存する社会を実現しようとする、国際的な新しい潮流です。
千葉市は、動物公園における生物多様性に関する生態系調査・保全の計画および実施、植樹、環境教育、ボランティア活動等を通じて、生物多様性の保全に貢献し、地域住民の環境への関心や意識を高めるため、2023年7月13日に公益財団法人イオン環境財団と連携協定を締結しました。
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