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更新日:2025年8月15日
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(市長)
それでは、定例会見を始めます。
本日は、発表事項が4件あります。
1点目は、千葉大学医学部附属病院と市立青葉病院の医療連携強化に向けた協定の締結についてです。
千葉大学医学部附属病院と千葉市で、今回地域医療の充実・強化に寄与することを目的とした「医療連携協定」を締結することになりましたので、お知らせします。
皆さまご承知のとおり、千葉大学医学部附属病院は高度先進医療の機能を担っていただいています。また、市立青葉病院は、地域医療支援病院として地域医療や救急医療を支えている場所と役割を担っています。この二つの病院の所在位置は約500メートル、車で約3分と非常に近い距離にありますので、近接している利点を生かす形で地域医療の充実・強化をさらに図ることにしました。
連携事項は、千葉大学病院で受け入れられた患者の市立青葉病院への入院・転院の受入促進です。具体的には、診療科ごとの医師同士の連携をさらに強化し、病院同士で連携していく、救急患者の受入要請と環境の調整を、コミュニケーションツールを活用し、事務や看護部署を間に挟まず、医師同士が直接やり取りを行うドクターtoドクターにより行うこととします。これにより、迅速な意思決定とスムーズな転院調整が可能になると考えています。
先行的にこの仕組みを令和5年9月から整形外科間でスタートしていて、その後、今年に入って2月に内科同士に拡大しています。今後、この連携協定を契機に、連携する診療科を拡充していく予定です。
この協定による連携の効果ですが、千葉大学病院側のメリットとしては、市立青葉病院への入院・転院促進をスムーズに行うことにより、千葉大学病院の病床、医療資源をより多くの三次救急患者、生命に関わる重篤な症状の方や、二次救急では対応が難しい、高度な専門医療が必要な患者に充てることができるようになると考えています。
また、市立青葉病院側のメリットとしては、救急医が不足する中でも、千葉大学病院で初期の処置をされた患者の入院・転院を受け入れることができるということがメリットであると考えています。
また、患者の側のメリットとしては、両病院立地が近接していますので、搬送時間が短いことや、例えば一旦千葉大病院で初期処置を受け、青葉病院に転院して治療を受けているときに、病態が急変して三次病院での治療が必要な場合に再転院が迅速にできることが挙げられます。
この協定の締結を機に、千葉大学病院との連携をさらに強化するとともに、充実した地域医療の体制を目指していきたいと考えています。
協定締結式は、本日の14時45分から幹部会議室にて行いますので、ぜひご取材をお願いします。
2点目は、令和6年度の企業立地の実績です。
「雇用は最大の福祉施策である」との考え方の下で、市では税収の税源涵養、また、雇用を生み出すという観点で企業立地の促進をしてきました。それに必要な支援措置なども拡充してきました。
今回、令和6年度における千葉市の企業立地促進事業補助制度を活用した企業立地の実績を取りまとめました。3年連続で、過去最多の実績を更新していますので、お知らせします。
まず、令和6年度の事業計画の認定件数ですが、土地や建物などを購入されて市内に進出される所有型が21件、オフィスビルなどを借り、事務所などの形で進出をされる賃借型が22件、中小企業向けに特化した、段階的・計画的な投資を支援する累積投資型が1件、市内での農場の整備を支援する農業法人が2件となっています。
次に、業種別の認定件数ですが、所有型と累積投資型については、特に製造業が多く、昨年と比較しても倍となっています。
また、賃借型においては、情報通信関連業が最も多くなっています。
次に、エリア別の認定件数ですが、所有型においては、新港地区などの臨海部、長沼・六方地区などの内陸部など、工業系の地域での立地が多くなっています。
賃借型については、幕張新都心地区が全体の6割を占め、次いで千葉駅周辺の千葉都心地区が約4割となっています。
次に、主な認定企業ですが、株式会社千葉ヤクルト工場様、株式会社メガスポーツ様、ニッポンレンタカー東関東株式会社様など、大規模な工場の建設や、本社や本社機能の移転などがありました。
今回の実績更新の要因は、所有型の追加投資の傾向が大きかったと考えていますが、コロナの後の投資を呼び込んでいくため、令和5年10月から機械設備のみの投資でも補助対象とする要件緩和を行ったことが効果として出ていると考えています。
また、移転された企業に移転された理由などを伺ったところ、千葉市が持っている職住の近接性や、都心と成田空港の中間に位置しているという地理的な立地環境を高く評価いただけたと考えています。
今年度も、千葉市の立地優位性をしっかりとPRしていきたいと思っています。また、紹介できる産業用地が枯渇しつつあるので、新しい産業用地の整備も計画的に進めながら、企業へのアプローチ、また関係先との情報交換を継続していきたいと思っています。また、今、千葉県も企業立地の制度を拡充していますので、県制度とも連携し、さらなる企業立地を進めていければと思っています。
3点目は、千葉開府まつり2025の開催についてです。
来年2026年は、いよいよ千葉開府900年の節目の年となります。1年前となる今年の6月1日に合わせ、中央公園において千葉開府まつり2025を開催しますので、お知らせします。
当日10時から開会式を予定していて、私も出席します。また、ステージイベントとして、千葉市ゆかりのタレントである「オズワルド」さんによる、千葉開府900年スペシャルトークショーを行います。千葉のまちの歴史、そしてこれからについて、楽しく市民の皆さまと一緒に学べる内容としています。座席で観覧されたい方は、5月18日までに専用サイトからお申し込みをお願いします。
また、体験ゾーンを用意し、「千葉手作り甲冑・匠の会」のご協力による甲冑の着付け体験や、千葉大学の環境ISO学生委員会の皆さま、総合学園ヒューマンアカデミー、千葉県立保健医療大学の学生が自ら企画したワークショップなど、さまざまな催しをご用意しています。
また、グルメゾーンでは、千葉開府900年記念ロゴの焼き印入りのバーガーなど、オリジナルグルメを提供するほか、千葉氏ゆかりの全国の各都市から集めた地酒の試飲も予定しています。また、ハッピー製菓調理専門学校の学生のご協力により、制作いただいた千葉市の四つの地域資源をあしらったクッキーの販売も行いますので、多くの皆さまにお越しいただき、楽しんでいただければと思います。
千葉市では、千葉開府900年記念事業を関係者の皆さまと共につくり上げていきたいと思っていて、その仕組みとして、千葉開府900年記念メンバーシップ登録制度への登録や記念事業へのご寄附を募っています。
今回の千葉開府まつりにおいても、2AW様をはじめ、マリーンズ・ダンスアカデミー様、イオンリテール様、また千葉キッチンカー協同組合様、先ほど申し上げましたハッピー製菓調理専門学校様など、多くのメンバーの方に登録いただき、ご協力いただいています。
引き続き、記念事業を共に盛り上げていただける、市民・団体・企業などの皆さまのメンバーシップ登録をお待ちしていますので、ぜひお願いしたいと思います。
千葉開府900年がいよいよ来年に迫っていますが、千葉のまちの歴史や成り立ちを振り返りながら、将来の千葉市の姿を共有し、共にその解像度を上げていく取り組みを進めていきたいと思っていますので、記者の皆さまにおかれましては、ぜひご取材をお願いしたいと思っています。
最後に4点目、千葉市美術館の企画展「開館30周年記念 江戸の名プロデューサー 蔦屋重三郎と浮世絵のキセキ」の開催のお知らせです。
「浮世絵の黄金期」に活躍した版元の蔦屋重三郎に焦点を当てながら、初期の浮世絵から蔦屋が活躍した黄金期、そして世界のUkiyo-eへと進化していく変遷をご紹介する企画展を5月30日から7月21日まで、千葉市美術館で開催します。
千葉市美術館は1995年11月3日に開館し、今年で開館30周年を迎えます。市の美術館の設立のきっかけとなったのは、1985年に幕末の浮世絵師である渓斎英泉の錦絵を集めた今中コレクションを千葉市が入手したことでした。このコレクションを契機とし、市美術館の収集における浮世絵は重要な位置を占めることになり、国内でも有数の浮世絵のコレクションを持つ美術館として知られています。
展覧会としても、開館記念展の「喜多川歌麿展」を行って以来、数多くの浮世絵展を開催しています。初期の浮世絵から幕末・明治期の浮世絵を紹介してきた千葉市美術館ならではの展覧会として、今回、この展覧会を企画しています。
蔦屋重三郎の仕事に焦点を当てながら、それ以前の浮世絵の誕生から黄金期、また蔦屋重三郎が亡くなった後の展開までを時代に応じて紹介するものとなっています。浮世絵の始祖といわれている房州出身の菱川師宣に始まり、美人画で有名な喜多川歌麿、独特の役者絵で人気の高い東洲斎写楽、風景画の名手である歌川広重など、誰もが見たことのある有名作品を含む約160点が一堂に展示されます。市の美術館の質の高い浮世絵コレクションにより実現できる、浮世絵の教科書とも言える内容だと思っています。ぜひ、浮世絵の歴史をお楽しみいただきたいと思います。
コレクション以外では、今回の企画展が初公開となる喜多川歌麿による肉筆画「祭りのあと」の特別出品もあります。この肉筆画の展示ですが、市美術館が浮世絵と美人画を研究していることに所蔵されている方が共鳴され、所蔵者の方のご厚意により市美術館にお貸し出しいただくことができ、実現するものになりますので、ぜひご注目いただければと思います。
展覧会会期前日の5月29日の午後2時から、記者の皆さまへの披露説明会を行います。展覧会や主な展示作品の見所について、担当の学芸員からご説明しますので、ぜひご取材いただき、PRにご協力いただければと思います。
私からは以上です。
(記者)
企業立地の発表について伺いたいのですが、企業側から見た千葉市の産業用地としての魅力や、実際に誘致してきた後の満足度などについて詳しく伺えればと思います。
(市長)
立地された企業が千葉市を評価していただいている点はさまざまですが、大きなところでは、交通の要所にあるということかと思っています。インター近くで都内へのアクセスも非常によいということと、両国際空港の中間地点であり、海外に向けた事業展開にもふさわしいというご評価をいただいています。また、都市部であるため、新たに従業員の方を確保する意味においても優位性があるという評価もいただき、そうした点が数多くの立地につながっていると考えています。
(記者)
その中で、今のこうした勢いを、今後どのように持続させていくかについても、見通しや戦略などあれば伺えればと思います。
(市長)
何かすれば必ず実現するというのが企業立地ではありませんので、常日頃からの関係、例えば金融機関や不動産事業者の方へ、市の支援策や産業用地の情報などの提供、また、そうしたところから企業の情報をいただき、積極的な企業訪問を直接行い、千葉市への立地の優位性をご理解いただくことを地道に続けていくことが重要だと思います。
もう一つ、主に製造業向けですが、千葉市、千葉県内ともに産業用地が十分にないという点があります。千葉市の場合は、比較的中規模な産業用地を計画的に提供していきたいということで、官民連携型の産業用地造成事業を行っていますので、こうして定期的に産業用地を確保し、ご紹介していくということがさらなる企業立地につながっていくものと考えています。
(記者)
千葉開府900年について伺いたいのですが、来年に迫っているということで、今のところ市長として、市民の方や県内の千葉開府900年というイベントに関しての認知度の現状については、どのように受け止めていらっしゃるか。今回のイベントもそうですが、機運をどのように来年に向けて盛り上げていくかを伺えればと思います。
(市長)
10人のうち何人が知っているかというデータは今手元にないので、数字でお示しするのは難しいのですが、今年1年、しっかりと千葉市が節目の年を迎えるということを市民の皆さまはもちろん、事業者の方、また市外の方にもさまざまなチャネルでお知らせしていくことが重要だと思っています。
特に、前年に当たる今年は、千葉市の地域資源の魅力を市内外の方に実際に触れていただきたい、その上で令和8年の千葉開府900年を迎えて、これまでの町の変遷を振り返りつつ、将来の千葉市の在り方について、市民の皆さま、また事業者の方と団体、大学も含めて共有し、その解像度を少しでも上げていく、将来の千葉市が進むべき道を共有していくような取り組みにつなげていきたいと思っています。
そういう意味において、今年、美術館の30周年になりますので、千葉が誇る文化資源についてさまざまな切り口で見ていただく、また9月からは、千葉国際芸術祭2025のアートフィールドを市内に展開していきますので、そういった文化芸術活動も通じて、千葉市の地域資源の魅力を知っていただきたいと思います。
また、7月には国際性豊かな都市の一面として、バレーボールネーションズリーグの開催もありますので、千葉市のさまざまな側面、歴史文化、自然、都市機能、こういったものを今年は十二分に改めて認識していただく機会にしていきたいと思っています。
11月には郷土博物館がリニューアルをして、通史でまちの歴史を振り返っていただく、また、学べる展示内容に大幅に衣替えをしますので、しっかりとPRをしながら来年の千葉開府900年の年につなげていきたいと思っています。
(記者)
千葉開府900年について伺いたいのですが、昨年も千葉開府まつりを開催していたと思います。いよいよ来年、千葉開府900年を迎え機運を高めていく重要なタイミングだと思いますが、今年新たに昨年よりもここを充実したというようなポイントがあればぜひ教えていただけますでしょうか。
(市長)
千葉開府900年が間近に迫っていますので、一緒に取り組んでいただける市民の方、事業者の方に千葉開府900年の取り組み自体を全体として分かっていただくような展示も行いたいと思っています。既に事前のさまざまな取り組みが各事業者で進んでいますので、そうした取り組みもご紹介できるような機会にもしていきたいと思っています。
また、手作り甲冑匠の会の皆さまや、学生の皆さまもイベントに参加していただいていますので、さまざまな世代の方が参加する取り組みであるということについて、ぜひご理解を広げていきたいと思っています。
また、ロゴマークが決まった初めての開催になり、900年をあしらったグルメのメニューも登場するため、これらも存分に味わっていただきたいと思います。
(記者)
続いて企業立地について、3年連続で過去最多ということで、市長がかなり力を入れて取り組んでいらっしゃったテーマでもあると思うのですが、改めてこの実績、件数についての受け止めを聞いてもよろしいでしょうか。
(市長)
企業立地は、取り組んですぐに成果が出るものではなくて、市側と企業との信頼関係を培いながら、最終的に立地を決めていただくというプロセスをたどるものです。そうした関係づくりがこれまでの取り組みの中で評価されてきている側面もあると思っていて、支援制度の、例えば脱炭素施策の取り組みについて、企業として移転した後の取り組みに対して、支援を広げることにも評価をいただいているため、企業側のニーズを丁寧に聞き取り、それを制度化してきたところも成果に結びついた要因の一つだと思っています。
(記者)
これは一つの成果として、市長も一定の手応えを感じていらっしゃるということだと思うのですが、一方で大手の転出が増えているというような報道もあったかと思います。それについて市長が把握されていることがあれば教えてください。
(市長)
企業活動というのは日々変化するもので、それぞれの企業にとって拠点の集約をどこにするのか、さまざまなお考えがあります。既に報道でも出ていましたように、千葉市から拠点の集約のために都内に移転する企業もあります。一方で、千葉市内に拠点を集約するということで、幕張新都心にお越しいただいている大手の企業もありますの。こうした出入りというのは必ずあることから、千葉市に進出を考えている企業のニーズをしっかりと受け止めて、千葉市に立地していただくことで、その企業の事業展開がよりスムーズになるという、立地の優位性をしっかりとPRしていくということが重要だと思っています。絶対に移転させないというのは、企業活動ですので無理がありますが、一定の流出を念頭に置きながらも、お越しいただく企業について、しっかりとした誘致活動に取り組んでいくことが重要だと思います。
(記者)
企業立地について、発表資料の1(1)の業種別認定件数のところで、物流というのはこのカテゴリーで言うと入るところはありますか。運輸業になるのでしょうか。
(職員)
物流に関しては運輸業で整理しています。
(記者)
企業立地においては企業さんとの関係づくりや、直接訪問するといった点が重要であるとのことで、今回この3年で過去最多という実績を更新されましたが、この中で具体的に市長が直接訪問されるなどして、こういった成果に結びついたものはどれぐらいあるのか。具体的な企業名を可能であれば、教えていただけますでしょうか。
(市長)
具体的な企業への訪問については、先方のこともありますので、個別名は公表しないことにしています。また、個別に訪問する手法もあれば、こちらに視察にお越しになったときにご挨拶させていただく方法、また企業立地セミナーなどに出席された機会に、私から直接立地について働きかけをするということもあり、さまざまな場で企業と接点を持ちながら千葉市への立地の優位性についてご説明をしています。
(記者)
企業立地の関係で、補助制度の要件を緩和されたような発言があったかと思うのですが、これがいつ実施したもので、どの程度、どういった緩和だったのかお示しいただけますでしょうか。
(市長)
冒頭でご説明した補助要件の緩和ですが、令和5年10月から機械設備のみの投資でも補助対象にすることにしました。これまで上物や土地の取得が前提となっての機械設備への投資については対象にしていましたが、上物はそのままで、中で製造ラインを拡充するようなケースもありましたので、それは投資効果や雇用創出効果が同様にありますので、機械設備のみの投資でも補助対象とする要件緩和を行ったことの効果も出ていると考えています。
経済効果に着目して雇用を生み出す、また、投資をしていただくということについては、機械設備のみの投資でも同様の効果があると判断し、要件緩和を行っています。
(記者)
それはおっしゃったような企業側のニーズを汲み取って緩和したということですか。
(市長)
企業も複数の拠点を持っている企業が、どこに追加投資をするかというのは企業の判断になりますので、その判断に対して、千葉への投資を呼び込むという観点での要件緩和と捉えていただければと思います。
(記者)
本日この後、医療連携協定について協定締結式があるということですが、連携事項の中で、千葉大学医学部附属病院の患者さんを青葉病院で受け入れるという内容がありますが、逆に行くパターンというのが連携事項に記載がありません。つまり、これは重い患者さんが多少軽くなって青葉病院にくるという形があったとしても、青葉病院の患者さんが重くなった場合に千葉大学医学部附属病院にいくというパターンは連携事項には含まれないという理解でよろしいのでしょうか。
(市長)
これは通常の医療の中で行われている行為と理解をしています。初めに初期処置を千葉大学医学部附属病院で行って、容体から見て青葉病院での治療継続が妥当だと判断された場合には、今回の提携内容で青葉病院に転院していただくことになります。また、青葉病院で継続治療中に容体が急変して重篤な状態になり、3次医療が必要な場合は、千葉大学医学部附属病院に転院をするということについて、今回の連携協定の中でうたっています。
(記者)
つまり、軽い患者が重篤化して3次医療に移るというのは通常の医療で、千葉大学医学部附属病院で受け入れた患者さんが多少軽快してきたときに青葉病院に移転させるというのは通常の医療ではあまりないので、あえて連携協定を結ぶという立てつけになるのでしょうか。
(市長)
これまでもないとは言いませんが、これまで以上に入院、転院をスムーズに行っていきたいということと、両病院間の連絡の仕方について、地域連携部や事務局を通してほかの病院と同様に行っていたところを、ドクター同士で直接行う方法を導入することで、さらに円滑に進めていきたいと思っています。
(記者)
企業立地の件について、この46件によって、市にどのような効果がもたらされた、あるいはもたらされるのかについてお伺いしたいです。先ほどおっしゃっていた市に生まれる雇用の効果、あとは税の優遇措置もあるかと思いますが、税収としてどれくらい増える見込みという試算があれば教えていただけますでしょうか。
(市長)
企業立地の効果は定性的に言うといくつかあると思っています。一つは税源涵養効果、一つは雇用の創出、もう一つは既存の市内企業とのお取引の拡大などがあり、経済効果というのは非常に大きいものがあると思っています。
今回立地いただいたのは、昨年度に事業計画認定をしたもののため、実際の企業活動はこれからになりますが、各社から提出されている事業計画ベースですと、投資計画額は合計約850億円、従業員数は約1,790人ということになっています。税収などについては細かな数字は持ち合わせていませんが、それぞれの状況によって違いますので、一律に足し上げることは難しいものだと思います。詳細は企業立地課にお尋ねいただきたいと思います。補足があればお願いします。
(職員)
数字については、都市計画額と従業員数の把握のみです。税収効果額については実際にどういう投資がされるかによって変わりますので、今後の企業の活動を見極めていきたいと思っています。
(職員)
ほかにご質問はありますか。
以上で定例記者会見を終了します。
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