緊急情報
更新日:2025年6月6日
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建設局長の山口です。
6月となり、本格的な出水期を迎えました。
関東地方の梅雨入りは間もなくと思われ、水害への備えが必要となります。
今回は、建設局が進めている水害対策の取り組みについて、ご紹介します。
近年の局地的大雨や大型台風による浸水被害の軽減を図るため、雨水貯留槽の設置や調整池の拡張を行っています。
《参考》プールの大きさが、長さ25メートル、幅16メートル、深さ1.5メートルの場合、600立方メートルになります。
《関連ページ》雨水整備事業
現在、二級河川支川都川において、河川の流下能力を上げるため、本川である都川との合流部から平山大橋までの約3,500メートル区間で、川の幅と深さを拡げる工事(写真5)を進めています。
また、大雨時の避難等の目安としていただくため、河川のほか、草野水のみちや坂月第2調整池に水位計を設置し、水位情報を「千葉市防災ポータルサイト」で公開しています。
道路冠水への取り組みとしては、台風の接近等で大雨が予想される際に、道路側溝や集水ます表面に冠水の原因となる落ち葉やごみ等がないか確認し、必要に応じて清掃を行うなど、事前に道路のパトロールを行っています。
特に地下道は、周辺よりも低く、大雨の際は急激に水位が上昇しやすいため、通行注意等を表示する「道路情報板」を市内14箇所全ての地下道に設置しています。
この他に、冠水した地下道への進入を物理的に遮断する「エアー遮断機」(写真6)を春日地下道と村田町JR内房線地下道の2箇所に、「交通遮断機」(写真7)を蘇我町線地下道と新港穴川線地下道の2箇所に設置しています。
これまでの冠水状況を振り返ると、地下道は一気に水が流れ込みあっという間に冠水してしまい、道路情報板により交通規制を表示しているものの、車両水没がたびたび発生している状況です。大雨や急激なゲリラ豪雨時は、地下道を通行しないように市民一人一人が心掛けることが大切です。
地下道冠水の危険性についての動画や地下道の道路情報をホームページで公開していますので、ぜひご覧ください。
《関連ページ》地下道の安全対策
また、市民の皆様が大雨による浸水被害を防ぐための備えとして、いつでも土のうを利用できるよう「土のうステーション」(写真8)を市内77箇所に設置しておりますので、緊急時にご活用ください。
なお、「土のうステーション」の土のうの数が少ない状況を確認された際は、カバーに記載されている土木事務所にご連絡をお願いします。
《関連ページ》土のうステーション
このように市では、様々な対策を行っておりますが、地域の皆様にも集水桝の清掃などのご協力をいただけますと、道路冠水による被害をより一層軽減できると考えています。
落ち葉などの堆積にお気づきの際には、ご協力いただければ幸いです。
《関連ページ》(ご案内)雨水の集水ますの清掃にご協力ください
浸水被害の軽減を図るため、建物等の所有者又は使用者が行う「防水板」(写真9)の設置及びその設置に伴う関連工事の費用の一部を補助しています。
※防水板を建物等の出入口に設置して雨水の流入を防ぐことにより、浸水被害を軽減します。
《関連ページ》防水板設置工事助成制度のご案内
また、宅地内への「雨水貯留槽」及び「雨水浸透ます」の設置工事費用の一部を補助しています。
※屋根に降った雨をタンクに貯めることができます。雨水を貯留することで、河川等への負担を減らし、浸水被害の軽減に役立ちます。
《関連ページ》雨水貯留槽と雨水浸透ます設置補助制度のご案内
そして、急傾斜地の崩壊対策としては、市民の生命を保護するため、土地所有者などの協力が得られた箇所から順次、県や市が崩壊防止工事(写真10)を実施しています。
なお、工事費の一部については、土地所有者などの負担が必要となります。
《関連ページ》急傾斜地崩壊対策事業のご案内
建設局では、「安全で安心に、快適に暮らせるまちづくり」を推進するため、必要なインフラ整備と適切な維持管理などを行い、防災・減災対策の強化に努めて参りますので、引き続き、市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
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