更新日:2025年6月17日

ここから本文です。

BCG予防接種のご案内

BCGワクチンによって、結核による重篤な感染症の予防ができます。

 病気の説明

主に、結核菌を吸い込むこと(空気・飛沫感染)で感染する全身感染症です。
わが国の結核患者はかなり減少しましたが、まだ毎年1万人以上の新しい患者が出ています。
結核に対する免疫はお母さんからもらうことができないので、生まれたばかりの赤ちゃんも感染することがあります。
さらに、乳幼児は特に結核に対する免疫が弱いため、全身性の結核や結核性髄膜炎になり、重い後遺症を残す可能性があります。
BCGは、結核性髄膜炎や粟粒結核など小児の重篤な結核の発病予防や、その他の結核の発病予防に有効です。

ページの先頭へ戻る

 定期予防接種として受けられる期間と接種回数

定期予防接種を受けられる方

次のどちらにも該当する方

  • 接種日時点で、千葉市に住民登録のある方
  • 生後~1歳未満の方

定期予防接種として受けられる期間と接種回数

生後~1歳未満の間に1回

ご注意ください

1歳をすぎるとBCG接種を公費で受けられなくなりますので、ご注意ください。

標準的な接種時期

生後5か月~生後8か月になるまで

ページの先頭へ戻る

 BCG予防接種の受け方

 接種会場

お住まいの区の保健福祉センター(集団接種)で実施しています。
4か月児健康診査と一緒に対象日の前月に個別に通知をしています。

体調不良等で、案内された日に接種することができない場合は、事前にお住いの区の保健福祉センター健康課にご連絡ください。

ページの先頭へ戻る

 持ち物

  1. 母子健康手帳
  2. 住所、年齢、氏名が確認できるもの(マイナンバーカード、資格確認書(有効期限内の健康保険証を含む)等))
  3. 予防接種番号シールを貼った予診票

予診票について

  • 予診票は、4か月健診のご案内に同封されます。ダウンロードして印刷したものも使用できます。
  • 予診票は必ず保護者の方が責任をもって記入し、お子さんの健康状態で特別なことがあったら、予診票に記入してください。
    また、予防接種番号シールを貼ってください
    ※予防接種番号シールの予診票への貼り方見本(PDF:252KB)(別ウインドウで開く)
  • 予診票右下の保護者サインは、当日会場にお子さんを連れてきてくれた方の氏名を記入してください。
  • 体温は診察前に会場で測定しますので、記入しないでください

ここがポイント!

  • 母子健康手帳は必ず持っていきましょう
    当日に母子健康手帳をお忘れの場合は、接種履歴の確認が取れませんので、「予防接種間違い」を防止するため、BCG接種をお断りさせていただきます
  • 保護者(父または母)が一緒に行きましょう
    定期予防接種は保護者(父または母)が同伴することが原則です。
    事情により保護者が同伴できず、祖父母等の代理者が同伴する場合は委任状(PDF:100KB)(別ウインドウで開く)が必要です。

ページの先頭へ戻る

 当日の服装

  1. 接種前日は入浴させ、清潔な肌着を着せてください。当日は、脱ぎ着をしやすい衣服を着せましょう。
  2. 髪の毛の長い保護者の方(肩にかかる以上の長さの方)は、お子さんのBCG接種部位に髪の毛が触れないように、髪の毛を束ねてください。
  3. 貴重品等の手荷物は、体から離さないようにしてください。
  4. 保護者の方は、ハイヒールやブーツ、サンダルなどの着脱しにくい靴はなるべく避けましょう。

    ページの先頭へ戻る

 BCGを接種する際の注意事項

事前に個別送付されるBCG接種のお知らせをよくお読みください

予防接種の実施においては、体調の良い日に行うことが原則です。
お子さんの健康状態が良好でない場合には、かかりつけ医等に相談の上、接種するか否かを決めてください。
また、お子さんが以下の状態の場合にはBCG接種を受けることができません

BCG接種を受けることができないお子さんについて

  1. 生まれてから今までにBCG接種を受けたことのあるお子さん。
  2. 明らかに発熱(通常37.5度以上)をしているお子さん。
  3. 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかなお子さんや、急性で重症な病気で薬を飲む必要があるお子さん。
  4. 麻しん、風しん、おたふくかぜ、水ぼうそう等にかかり、治ってから4週間以上経過していないお子さん。
  5. 手足口病、ヘルパンギーナ、突発性発疹等にかかり、治ってから2週間以上経過していないお子さん。
  6. 免疫機能に異常のある疾患を有するお子さん、また免疫抑制を来す治療を受けているお子さん。
  7. 予防接種の注射や外傷などによりケロイドが認められたお子さん。
  8. その他、かかりつけ医師や当日の接種会場で診察をした医師が、接種を不適当と判断したお子さん。

ご注意ください

  • 生まれてからBCG接種までに、家族など身の回りに結核にかかった方がいる場合は、BCG接種の前に保健所感染症対策課(別ウインドウで開く)(電話:043-238-9974)までご連絡ください。
  • アトピー性皮膚炎などでステロイド剤を使用しているお子さんは、BCG接種の前にかかりつけ医へ、接種前後の軟膏の使用方法についてご相談のうえお越しください
    接種当日にBCGを接種する部位がジクジクしているような場合は、接種を見合わせる場合もあります。

ページの先頭へ戻る

 接種方法

  • BCGは牛型結核菌を弱毒化してつくった生ワクチンです。
  • スタンプ方式(9つの針が植えつけられた管針を使用します)で上腕の2箇所に押しつけて接種します。
    ※上腕以外の部位に接種することは認められておりません。
  • 接種したところは、日陰で乾燥させます。(10分程度で乾きます。)

    ページの先頭へ戻る

 接種後の注意点

 接種後の正常反応

種後10日頃に接種局所に赤いポツポツができ、一部に小さい白い膿ができることがあります。
この反応は接種後4週間頃に最も強くなりますが、その後はかさぶたができて接種後3か月までに治り、小さな傷あとが残るだけになります。
自然に治るので、包帯をしたり、バンソウコウをはったりしないで、そのまま清潔に保ってください。
ただし、BCG接種の跡がジクジクしたまま1か月経っても改善しない場合は、細菌感染を併発していることがありますので、かかりつけ医の受診をお勧めします。

ページの先頭へ戻る

 注意すべき反応(コッホ現象)

結核に感染している乳児にBCGを接種すると、接種後1、2日から遅くても10日までに、BCG接種をしたところが赤くはれたり、針あとが化膿して白い膿(うみ)を持ったりします(コッホ現象)。

このような反応が見られたときは、結核感染の可能性があり、検査をする必要があるため、すぐに保健所感染症対策課(別ウインドウで開く)までご連絡ください。
経過がわかるように接種部位の写真を撮っておいてください。

お問い合わせ先

感染症対策課

電話:043-238-9974
FAX:043-238-9932
E-mail:kansensho.PHO@city.chiba.lg.jp
受付時間:8時30分~17時30分 ※土日祝日・12月29日から1月3日を除く

ページの先頭へ戻る

 副反応

まれに、接種後4~6週後、多くは3か月以内に、接種をした側のわきの下のリンパ節が腫れることがあります。
通常、様子をみてかまいませんが、ときに大変大きく腫れたり、化膿して自然にやぶれて膿が出たりすることがあります。
このようなときは医師に相談してください。

その他まれな副反応として、皮膚結核様病変や骨炎、さらにまれな副反応として全身播種性BCG感染症の報告があります。

ページの先頭へ戻る

 

このページの情報発信元

保健福祉局医療衛生部医療政策課予防接種事業

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟8階

ファックス:043-245-5554

seisaku.HWM@city.chiba.lg.jp

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?