緊急情報
更新日:2025年6月19日
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緑区長の石井です。
しとしと降る雨に映える紫陽花の季節であってほしいものですが、昨今はそのような風景が貴重に感じられます。今年は、梅雨に入ったばかりだというのに真夏並みの暑さです。
皆さま、体調の変化にお気をつけください。
6月15日に「緑区避難所運営委員会の研修会」を開催しました。「災害時互いに力を出し合い支え合う避難所運営とは」をテーマに、本市の防災行政にご尽力をいただいています「減災と男女共同参画研修推進センター」共同代表の浅野幸子様を講師にお迎えし、お話を伺いました。後半の時間、避難所での要配慮者支援を考えるグループワークは、障害のある方、車椅子をご利用の方、持病のある方、乳幼児・子どもの立場で、避難所でお困りになるであろうこと、要因を思い浮かべ、5つの単語で示すというものでした。私も傍らで考えを巡らしてみましたが5つはイメージできず、苦戦してしまいました。
そして、避難所運営で最初に気掛かりとなることは「トイレ」です。誰もが抵抗感なくトイレを使用できる環境をどのようにつくっていくのか、このことは感染症発生の防止はもちろんのこと、心身のストレス面からも大変重要であることがわかります。流れない既存トイレは速やかに使用禁止、簡易トイレの使用ルール、お掃除の分担などの工夫により、許容できるトイレ環境をつくることは可能であることを、多くの皆さまが共有されておられたと思います。このほか、
・リーダーの方が頑張りすぎない、負荷がかからない協力関係
・男女の役割を固定化しない
・男女双方から責任者として参画 など、
少しでも過ごしやすい避難所とするための運営ポイントや被災地での実例を交えてご説明いただきました。皆さまが周囲の方々と言葉を交わしながら、熱心にワークに取り組んでくださる様子を肌で感じ、主催者として感謝を申し上げます。
この時期、年1回の研修会でありますが、各避難所運営委員会において役立つ何かを得てお帰りいただけるよう、今後も実りある研修会としてまいりたいと思いますので、引き続き、よろしくお願いいたします。