更新日:2025年6月5日

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旧鉄道第一聯隊材料廠(千葉経済学園内)

材料廠

材料廠中

 

(制作協力:株式会社ジェイコム千葉)

解説

この建物は、明治41年(1908年)鉄道聯隊第二大隊が椿森に転営の際、「聯隊材料廠」として現在の稲毛区轟町に建設されました。
その後、組織改編を経て「鉄道第一聯隊(※)材料廠」となり、鉄道工兵の教育、列車やレールなどの修理が行われました。
主要な構造部分は、東西54.4m、南北7.3mの煉瓦造りとなっており、南北にそれぞれ2.7mの下屋を敷設しています。
平屋建てですが、下屋側の上部に弧形の高窓があり、二階建てのような外観をしています。
列車やレールなどの修理工場として使われただけあって、内部には広い空間があり、煉瓦造りの10基の弧形アーチが、約5.4m間隔で連続して並んでいます。
このように、長大な弧形アーチなど、極めて特長的な明治時代の煉瓦建築であり、平成元年(1989年)3月、県の有形文化財として指定され、現在に至ります。

※鉄道第一聯隊…戦地では、鉄道の建設・修理や兵員・物資を輸送する部隊で、平時は千葉市とその周辺で訓練をしていました。

 

線路跡

今も残る線路

煉瓦棟の脇には、列車を引き込むための線路が、今も残っています。
 

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