架橋演習用橋脚（千葉公園内）

（制作協力：株式会社ジェイコム千葉）

解説

大正7年（1918年）、鉄道聯隊の改編により千葉町に鉄道第一聯隊、津田沼町に第二聯隊が設置されました。現在の千葉公園綿打池付近から千葉東高校南側付近までの一帯は、鉄道第一聯隊（※）の演習用の作業場となっていました。このコンクリート製の橋脚は架橋演習に使用されていました。この辺りで、鉄道聯隊の大きな役割である、鉄道の敷設訓練や架橋訓練などを、日常的に行っていました。
湿地帯には、木製の橋脚を建て、常時使用するものとして、頑丈なコンクリート製の橋脚が、使用されたと言われています。

※鉄道第一聯隊…戦地では、鉄道の建設・修理や兵員・物資を輸送する部隊で、平時は千葉市とその周辺で訓練をしていました。

千葉公園の中には、2つの橋脚が今も残っています。