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更新日:2024年12月16日
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下水には植物の成長に必要な成分である「リン」が豊富に含まれていますが、全国で肥料として利用されている割合は1割程度にとどまっています。そのリンを回収し、肥料にすることで下水資源の有効利用を図ることを検討しています。
(1)海に放流する処理水の中にリンが多く含まれていると、赤潮・青潮発生の原因になり、海の環境が悪くなってしまうため、リンを回収することにより、放流水質を改善します。
(2)肥料に使われているリンのほぼ全量を海外からの輸入に頼っていますが、近年の世界勢の変化によりリンの価格が乱高下しています。そのため、肥料の国産化と安定的な供給を目指し、リン回収を行います。
下水中に含まれるリン成分を抽出し、肥料利用するため重金属等の含有がほぼありません。また、今後肥料化した際は定期的に分析を行い、定められた基準以下であることを確認していきます。
千葉市の下水処理場である、南部浄化センターで回収した肥料成分でアサガオ育成の実験を行ってみました。
1.水のみで育てたアサガオ
2.回収した肥料成分を使用して育てたアサガオ
水のみで育てた1.は栄養が足りず、あまり成長しませんでしたが、下水から取り出した肥料成分を与えた2.は葉が多く茂り、花も多く咲きました。
このことからも、下水から取り出した肥料成分は植物の育成に有効であることが分かります。
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建設局下水道企画部下水道経営課
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