更新日:2024年7月9日

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つつが虫病に関する基本的な情報

つつが虫病について

つつが虫病リケッチア(Orientia tsutsugamushi)という病原体を保有するツツガムシ(ダニの一種)の幼虫に刺されることによって感染する感染症です。

北海道、沖縄など一部の地域を除いて全国で発生がみられます。千葉県内の報告においては、推定感染地域を房総半島南部とするものが多いものの、他のさまざまな地域も推定感染地域にあげられています。

また、千葉県内では多くが秋から初冬にかけて発生しています。なお、アジア、東南アジアにも広く存在しています。

ツツガムシとは

非常に小さなダニの一種で、肉眼で見つけることはほとんどできません。

卵からかえった幼虫は、成長のために一生に一度だけネズミ等の恒温動物を探して吸着します。吸着する動物を探しているツツガムシの近くに人がいると、人に吸着することがあります。

国内には120種類以上のツツガムシが生息していますが、人に吸着するのは主に3種類です。

感染経路

病原体を持っているツツガムシの幼虫に刺されることで感染します。ヒトからヒトに感染することはありません。

症状

典型的には、5~14日の潜伏期間のあとに、39℃以上の高熱を伴い発症し、数日後から体幹部を中心に発疹が現れます。皮膚にはダニの刺し口がみられます。

疑わしい症状があった場合には、早めに医療機関を受診しましょう。

予防方法

ワクチンはありません。ツツガムシの吸着を防ぐことが最も重要です。

・野山、田畑、河川敷などへ入る場合は、長袖、長ズボンを着用するなど、肌の露出を少なくしましょう。地面に寝転んだり、腰をおろしたりすることは避けましょう。

・衣類や体にツツガムシが付着している可能性があります。帰宅後は、速やかに入浴し、体を洗い流しましょう。着ていた衣類もすぐに洗濯しましょう。

医療機関の皆様へ

つつが虫病は感染症法において四類感染症に指定されていますので、診断した場合は、直ちに保健所へ届出をお願いします。

(連絡先:保健所感染症対策課(電話043-307-5086))

このページの情報発信元

保健福祉局医療衛生部健康危機管理課

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟9階

ファックス:043-245-5643

kenkokikikanri.HWM@city.chiba.lg.jp

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