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更新日:2025年7月1日

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重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関する基本的な情報

重症熱性血小板減少症候群とは

重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome :SFTS)は、マダニにより媒介されるSFTSウイルスによる感染症です。
主な初期症状は発熱、全身倦怠感、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)で、重症化し、死亡することもあります。

感染経路~どうやってうつるのか~

ウイルスをもったフタトゲチマダニ等のマダニに咬まれることによって感染します。
マダニは、森や林や草むらなどの屋外に生息しており、市街地でも見られます。
マダニは食品等に発生するコナダニ、衣類や寝具に発生するヒョウヒダニなど屋内に生息するダニとは種類が異なります。
また、野生動物やネコ・イヌなどの動物の血液からSFTSウイルスが検出された報告があり、 SFTSウイルスに感染したペットのネコやイヌとの接触により感染したと考えられる症例も報告されています。

予防方法~よぼうするには~

マダニに咬まれないようにすることが重要です。マダニの活動が盛んな春から秋にかけては注意しましょう。

  • ダニ媒介感染症予防草むらなど、マダニが生息する場所に入る場合には、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくすることが大切です。
    服は、明るい色のもの(マダニを目視で確認しやすい)がお薦めです。これは、重症熱性血小板減少症候群だけではなく、国内で毎年多くの報告例がある、つつが虫病や日本紅斑熱など、ダニが媒介する他の疾患の予防のためにも有効です。
  • 屋外活動後は入浴し、マダニに刺されていないか確認して下さい。
    特に、首、耳、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏などがポイントです。
  • SFTSウイルスを媒介すると考えられるマダニ類は全国に分布するので、現時点で患者の発生報告がある地域が他の地域に比べて特に危険だということではありません。全国どこにおいても発生し得る感染症と考えられます。
  • マダニ類の多くは、ヒトや動物に取り付くと、皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長時間(数日から、長いもので10日間)吸血します。無理に引き抜こうとするとマダニの一部が皮膚内に残ってしまうことがあるので、吸血中のマダニに気が付いた際は、無理に引き抜こうとせず、医療機関(皮膚科など)で処置(マダニの除去、洗浄など)をしてもらってください。
  • マダニに刺された後に、発熱等の症状が認められた場合は、医療機関を受診してください。その際、マダニに刺されたことを医師に説明してください。

医療機関のみなさまへ

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、感染症法において4類感染症に定められており、診断した医師は直ちに最寄の保健所に届け出ることが義務付けられています。

厚生労働省ホームページにおいて、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)診療の手引き2024年版」が公開されております。

獣医療従事者等のみなさまへ

SFTSを発症もしくは感染が疑われる猫や犬等の診察について
SFTSを発症した猫や犬等の血液、唾液、便、尿を含めた体液には感染性のあるウイルスが検出されています。
SFTSに感染した、もしくは感染が疑われる猫や犬等を診察した場合、体液や排泄物、及びそれらが付着した医療器具等は適切に消毒処理を行ってください。
また、動物の遺体についても、同様に適切に処理してください。

詳細は以下のホームページを参照してください。

このページの情報発信元

保健福祉局医療衛生部健康危機管理課

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟9階

ファックス:043-245-5643

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