更新日:2024年2月29日

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加曽利貝塚

「特別史跡」で日本最大級の貝塚!

加曽利貝塚は、直径130mでドーナツ形をした縄文時代中期の北貝塚と、長径170mで馬のひづめの形をした後期の南貝塚が連結し、8字形をした日本最大級の貝塚です。

重要性が再認識され、2017(平成29)年10月に加曽利貝塚は「国宝」に相当する「特別史跡」に指定されました。

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空から見た加曽利貝塚

いつごろの貝塚なの?

加曽利貝塚に縄文人が住み始めたのは今から7,000年前。貝塚が出来はじめたのは、今から約5,000年前の縄文時代中期で、それから2,000年もの間、この地で繁栄が続きました。その結果として、巨大な貝塚が残されました。

貝塚を調べてわかること!

貝塚からは大量の貝殻だけでなく、クロダイやスズキなどの魚の骨、イノシシやシカなどのケモノの骨、炭になったクリやクルミなどが出土しており、森の幸、海の幸に恵まれた地域だったことがわかります。

貝塚はゴミ捨て場?

貝殻や骨などの食べ物の他に縄文土器をはじめ、石器やシカの角・骨などで作った道具類、ヒスイなどの貴重な石やシカの角などで作ったアクセサリーも見つかっています。さらに、貝塚にはヒトや狩りのパートナーであったイヌも埋葬されています。

貝塚は単なるゴミ捨て場ではなく、壊れた道具や亡くなった仲間を葬る神聖な場所でもありました。

千葉市は貝塚密集地!

全国に約2,400か所ほどある貝塚のうち、約120か所が千葉市に集中しています。多くの貝塚があるということは、温暖で恵まれた自然環境のもと、豊かな食資源を有し、縄文時代から住みやすい場所であったことを示しています。


 

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