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更新日:2025年6月25日

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百日咳に注意!!(咳が長く続くときは注意しましょう。)

近年、成人で百日咳と診断される方が増えています。
予防接種から時間が経って免疫が低下した、成人などの百日咳患者から、新生児や乳児へ感染するおそれがあります。
咳が出るときには、手やハンカチで口を押さえたりマスクを着用するなど飛沫が周囲に飛び散るのを防ぐ、「咳エチケット」を守りましょう。
咳が続くときは早めに医療機関を受診しましょう。

市内医療機関からの発生報告件数が、2025年1月1日から6月25日までで252件となり、全数把握疾患となった2018年以降、過去最多となりました。

過去5年間の届出数(令和7年6月25日時点)
百日咳累積グラフ

また、2025年4月から6月(6月25日時点)までの発生状況について、
未就学児、小学生、中学生、高校生等、20代以上と分類した結果、
4月時点では中学生世代が最多でしたが、5月、6月時点では小学生世代、20代以上での報告が増加傾向にありました。

百日咳グラフ百日咳グラフ百日咳グラフ
百日咳凡例
詳細な内容については、下記リンク内、千葉市感染症情報センター感染症発生動向調査結果週報 第24週記事をご参考ください。
千葉市感染症情報センター感染症発生動向調査結果2025年

百日咳とは

百日咳は、百日咳菌による気道感染症で、特徴的な咳が数週間続きます。

感染経路

  • 患者の咳に伴うつばやたん(飛沫)に含まれる百日咳菌が、鼻やのどの粘膜に感染して症状が出ます。
  • 百日咳菌の感染力が最も高いのは初期で、百日咳の特徴が現れる前です。

潜伏期間

  • 5~10日(最大3週間程度)

症状の経過

  • カタル期→痙咳期(咳発作期)→回復期の三期の経過を取ります。
  • カタル期(約2週間):たんのからまない咳・くしゃみ・鼻水・微熱
    痙咳期(咳発作期、約2~3週間):普通の風邪のような症状ではじまり、スタッカートと呼ばれる断続的な咳と咳のあとに息を吸い込むのでヒューという笛を吹くような音(ウープ)が続きます。
    1日平均15回程度まで咳発作の回数が増えます。
  • 新生児や乳児では、咳で呼吸ができず、くちびるが青くなったり(チアノーゼ)、けいれんが起き、重症化することがあります。
  • 成人やワクチン接種後の感染者では、症状が典型的でないため見逃されやすいことがあります。

予防や治療について

学校への登校について

学校への登校については、学校保健安全法で規定されています。
出席停止期間の詳細については、以下のホームページ内、登校許可証明書の書式をご参照ください。

このページの情報発信元

保健福祉局医療衛生部健康危機管理課

千葉市中央区千葉港1番1号 千葉市役所高層棟9階

ファックス:043-245-5643

kenkokikikanri.HWM@city.chiba.lg.jp

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