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大池の再整備について

更新日:2024年11月27日

 千葉市動物公園大池生物調査及び再整備計画を策定しました(令和5年度)

2023年6月から2024年3月にかけて実施した大池周辺の生物調査の結果をもとに、大池再整備計画を策定しました。

計画策定の経緯

千葉市動物公園の大池は、飼育動物の展示場とは異なり、水鳥をはじめとする野鳥や水辺の生き物を野生の状態で観察できる場として整備されたエリアです。このことから、人が入るエリアを限定し管理作業を最小限としていたため、エリア全体の樹木や水生植物が大きく繁茂するとともに、アメリカザリガニなどの外来生物が増加するなど環境に変化が生じているのが現状です。
また、大池へのルートは正門から行止まりとなる一本道しかなく、他に通じる園路が無いことから、来園者のほとんどがその存在に気がつかない状況になっています。
そこで、大池の生物調査を行ったうえで保全の方向性を定め、多くの来園者に大池を知ってもらい、豊かな自然を感じ学ぶ場となるよう、エリアの再整備を進めるべく再整備計画を策定することとしました。

生物調査の実施

実施時期

2023年6月から2024年3年

実施内容

  • 水生生物調査
  • 土壌動物調査
  • 野鳥生息調査
  • カラス生息調査
  • 昆虫生息調査

調査実施者

持続可能な生態系を考える環境共育研究会(RGEEA)

代表理事 木村幸一

調査結果及び再整備計画

本文(PDF:3,136KB)

 環境整備・保全活動を実施しています(令和6年度)

大池の環境整備及び保全のため、以下の活動を実施しています。

  • 池内部の生態系に大きな影響を与えているアメリカザリガニとコイについて、捕獲による駆除を継続的に行っています。
  • 水質の改善のため、長年にわたり蓄積した枯葉、枯れ枝等の有機物の除去を人力により行っています。
  • 水中生態系の回復及び市内の在来種保全のため、在来種の移植の検討に向けて、近隣地域の生息種の調査を行います。
  • 大池の環境整備及び保全活動を持続的に行っていくため、ボランティアに対する研修を行いました。
  • 大池の再整備に関するセミナーを開催します。(ちばZOOフェスタ2024生物多様性フォーラムで大池に関する講演を行いました。)

アメリカザリガニコイ

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