環境経済委員会行政視察報告書

視察日程

• 平成31年1月23日(水曜日)

視察地及び調査事項

• 有害鳥獣対策について(緑区板倉町)

視察報告

有害鳥獣対策について(緑区板倉町）

【現地視察の様子】 

・電気柵設置場所 

 

・箱わな設置場所

 

・耕作放棄地の刈り払い実施状況

 

・箱わな・くくりわな設置場所

 

・板倉地区有害鳥獣対策協議会との意見交換会

 

 

【調査目的】

• 地域協議会を設置し、市内でも先進的な有害鳥獣対策を行っている板倉町の捕獲、侵入防止、イノシシの住みにくい環境管理等の実態を視察する。

【委員の所感】

• 板倉町では集落ぐるみでイノシシの生態について研究し、対策を講じていることが分かった。電気柵をつけることで、農作物の被害はほぼ防げるが、それでは増え続けるイノシシ対策としては、不十分であり、箱わな等での捕獲が不可欠であると実感できた。また、板倉町だけ、千葉市だけでの対策を講じても、近隣他市町との連携がなければ根本的な解決にはならないという話を伺い、早急に自治体間の連携を強化するべきであると感じた。今後は、イノシシを含む有害鳥獣対策をより効果的に行うため、複数自治体合同により方針やスケジュールを話し合うことや、捕獲・殺処分が地域で行いやすいよう支援策を充実させることが必要である。
• わなを仕掛けてある現場や、イノシシが掘り起こした場所等を見ると、広い範囲で荒らされており、その被害については、大変なものであろうと推測した。また、イノシシの潜む隠れ家や通り道をなくすために、地域の方々が草刈りをされた現場も拝見したが、大変きれいにされており、電気柵やわなとともに対策がしっかりなされていると感じた。説明はわかりやすい構成で、イノシシの生態から全国、県、市の分布図、アンケート調査、集落環境診断会など、現状が把握できた。今年度も53頭捕獲されたとのことで、今後も対策が必要と感じた。

視察報告書の閲覧

• 視察報告書は千葉市役所低層棟７階図書室にて閲覧することができます。