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更新日:2025年1月16日
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・広島市豪雨災害伝承館について(広島市)
・災害時のインフラ対策(主に下水道)について(広島県)
・持続可能な下水道事業と災害時のインフラ対策について(福山市)
(1)福山市上下水道事業中長期ビジョン「抜本的な浸水対策」について
(2)リン吸着バイオ炭(たん)によるリン回収および炭素貯留技術の実証事業について
・災害に強い下水道システムの構築について(神戸市)
下水道施設の耐震・耐水化について
「こうべ再生リン」プロジェクトについて
【視察の様子】
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【調査目的】
【視察の様子】
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【調査目的】
【視察の様子】
(1)福山市上下水道事業中長期ビジョン「抜本的な浸水対策」について
福山市では、平成30年7月豪雨により県内最大の約2,000haに及ぶ浸水被害、約1,300棟の床上浸水が発生した。頻発する自然災害への備えとして、「二度と床上浸水被害は起こさない」という強い決意のもと、国・県等と連携し概ね5年間の「抜本的な浸水対策」に集中的に取り組まれていることから、その対策等について本市の参考とする。
(2)リン吸着バイオ炭(たん)によるリン回収および炭素貯留技術の実証事業について
下水汚泥の有効活用にむけ、㈱フジタ・住友重機械エンバイロメント㈱・東北大学・国際農林水産業研究センター・福山市共同研究体は、国交省の令和5年度補正下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクトに採択された。バイオ炭を用いて脱水ろ液等からリンを回収することで、より安定的かつ経済的に下水汚泥資源の肥料利用を図る技術について実証するとしており、本市の下水汚泥有効活用の参考とする。
【視察の様子】
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【調査目的】
(1)災害に強い下水道システムの構築について
阪神淡路大震災や東日本大震災など、大規模地震や津波は、下水道施設についても処理場の機能停止、管渠の破損などが発生し、市民の健康や社会活動に重大な影響を及ぼす。このことから、神戸市においては「災害に強い下水道システムの構築」を目指し、大規模な管渠整備を順次実施、市内5処理場を結ぶネットワーク幹線を構築した。完成により、ほかの処理場に汚水を送水することで、下水処理場が機能停止した場合のバックアップが可能となっている。大規模災害の教訓からの対策等について、本市の参考とする。
(2)下水道施設の耐震化・耐水化について
神戸市における下水道施設(処理場・ポンプ場)の耐震化、耐水化の実施内容、現在の状況、今後の予定等について確認し、本市の参考とする。
(3)「こうべ再生リン」プロジェクトについて
近年、輸入依存度が高い肥料原料の国際価格が不安定化し、下水資源を肥料利用する必要性が高まっている。神戸市の下水処理場では、下水から貴重なリンを効率的に回収し、「こうべ再生リン」と名付けて有効利用を行っている。肥料として利用、野菜や米を栽培し、それを食べて使った水が下水に戻ることで、リンの資源循環を実現していることから、本市の下水汚泥有効活用の参考とする。
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