更新日:2025年7月5日
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千葉市には千葉ロッテマリーンズをはじめ、いくつかのプロスポーツチームが活躍しています。これらのチームは次世代の子どもたちの育成のために、各学校を訪問してスポーツの楽しさなどを教えてくれています。6月は、JEF千葉(サッカー)とアルティーリ千葉(バスケットボール)の選手とコーチがきてくれました。JEFの方には3年生と5年生が参加し、アルティーリの方は6年生が参加しました。それぞれドリブルやパス・シュートの仕方など、技術的なことを教えてくれるのはもちろんですが、その他にも大事なことを教えてもらっています。それは「協力」や「仲間づくり」です。グループを作る際に「5人か6人で」や「男子と女子混合で」というルールを作ります。これを元にグループを作るのですが、これが結構難しいです。男子だけ、女子だけで固まってしまったり、3人しかいなくてうろうろしたり、1人ぼっちになってしまったりと・・・。趣旨を説明しなおして、何回かやると、3人が別れたり1人を入れてあげたりしながらグループを作ることができていきました。こういった授業では、技術を磨くことだけが目的ではなく、スポーツを通して人間性を育んでいきたいと考えています。7月1日にはマリーンズのベースボールチャレンジもあります。いろいろなことに幅広く挑戦していってほしいですね。
また、6月25日には4年1組と7組の子どもたちが、千葉市音楽発表会に参加してきました。一昨年に引き続き、会場は千葉女子高等学校の文化ホールでした。今年は幕張西小、幕張小、幕張東小、幕張南小、上の台小、西の谷小、千草台小、轟町小の8校が集まって、これまでの練習の成果を発表し合いました。幕張西小の発表は「空飛ぶうさぎ」の斉唱とリズムアンサンブルでした。「空飛ぶうさぎ」は全く目の見えない(全盲)の女の子が書いた詩です。うさぎを見たことがない作者は、うさぎは飛ぶものだと思って、うさぎに触って羽を探してみたそうです。「私の心の中では うさぎって 飛ぶんだよ」という歌詞を歌う子どもたちの姿がとても印象に残りました。リズムアンサンブルでは「名探偵コナン」のテーマソングに合わせてリズミカルにカスタネットをたたいて演奏しました。音楽会の雰囲気を味わい、心が豊かになる一日でした。
いよいよ7月に入りました。暑さが身に染みるような天気が続いていますが、もう少しで夏休みです。長期の休みはいろいろなことに挑戦できる良い機会ですので、充実した夏休みとなることを期待しています。9月1日、また元気な姿で会えるのを楽しみにしています。
天候が心配されましたが、暑くもなく寒くもなく、少し風は強かったですが絶好の運動会日和の下、今年の運動会を無事に終えることができました。あたたかく支えてくださった保護者の皆様と地域の皆様、本当にありがとうございました。昨年のプログラムに、午後の最初の競技で全校大玉転がしを加え、さらに盛り上がりを見せた運動会となりました。昨年に引き続き、家族で楽しくお弁当を食べる時間を設けました。楽しそうに過ごす姿が見られてよかったです。
さて、今年は「全力チャレンジ120% 努力は裏切らない」というスローガンを実行委員会で決定し、取り組んできました。とてもいいスローガンでした。全力でチャレンジし、100%を超える120%の力を出し切りたい、という子どもたちの願いが込められていたと思います。
もう一つは「努力は裏切らない」ということです。努力をすることはとても大事です。しかしながら、努力をしても勝負事ではどうしても負けてしまうことがあります。今回も紅組と白組の差はたった1点でした。勝ち負けはついてしまいましたが、この運動会までに努力したことは一人一人の力を大きく伸ばしてくれました。走ったり跳んだりする運動的な面が伸びたのはもちろん、がんばる友達を応援する力やあきらめずに最後までがんばり続ける力も子どもたちには身についたと思っています。こういった力は「見えない学力」とも呼ばれ、これからの社会を生き抜いていくために必要な力となります。この運動会で身につけた力を、これからの学習にさらに生かしていってもらいたいと思っています。
運動会という大きな行事を終えて、学校は次に向けてまた走り出します。それぞれの学年でプール学習や校外学習が始まり、4年生は音楽発表会に向けて挑戦していきます。運動会でがんばれたことに自信を持ち、いろいろなことにチャレンジして行ってもらいたいです。
〈サステナッジ教育〉
環境省が進めている脱炭素活動の一環である「省エネ教育プログラム」に、幕張西小の4年生が参加することになりました。こちらは千葉市では初めての取り組みとなり、5月から6月にかけて、東京ガスの担当者が学校に来て、「サステナッジ教育」という二酸化炭素排出量を抑えるにはどうしたらよいかを考える活動に取り組みます。4年生では総合的な学習の時間で環境教育について追究しています。自分にできる省エネ行動について考え、持続可能な社会に向けて学習を進めていきます。
入学式までがんばって咲いていた桜の花も散り、美しい緑が輝く新緑の季節となりました。新年度が始まってから一か月がたち、子どもたちは元気よく勉強に、運動に取り組んでいます。
新たに幕西小の仲間になった1年生も、楽しく学校生活を送っています。朝の教室での学習準備や、給食・掃除のやり方などを、6年生が手取り足取り教えてくれています。最初は自分でつけられなかった名札も、安全ピンに気を付けながら自分でつけられるようになった子が増えてきました。給食も給食当番を中心にしっかりと準備をし、おいしく食べることができています。苦手なものをがんばって食べている子も多くみられます。1年生に限らず、新しい学年が始まって、みんなが「がんばろう!」という気持ちがあふれているように見えます。
そんな中、今年は昨年までは秋に行っていた全校遠足を5月2日(金)に行います。6年生がリーダーとなる「なかよし活動」では、6年生と1年生、5年生と3年生、4年生と2年生がそれぞれペアになって活動します。今年も香澄公園まで歩いて行って、グループごとに「だるまさんがころんだ」などのゲームをして楽しみます。お弁当もなかよし活動のグループで食べます。異学年の友達と活動することで、高学年は低学年の子の世話をし、低学年は高学年の子から会の進行の仕方などを学びます。生活の中ではあまり異学年の交流が少ない現代なので、こういった活動を学校では大切にしていきたいと考えています。天気も良さそうなので、楽しい一日になることを期待しています。
「ネット安全教室」4月28日(月)に、千葉市青少年サポートセンターの方々を講師に迎え、3年生から6年生を対象にネット安全教室を実施しました。もうすでに子どもたちにスマートフォン等を与えている家庭も多いかと思います。スマートフォンは便利である反面、使い方によっては危険性をはらんでいるものだと考えています。SNS等でのトラブルは、小学生でもたいへん多く起きています。少なくとも義務教育の間は保護者の管理の下で使わせてほしいと思っています。家庭でもスマートフォンの使い方について話し合ってみてください。
4月に入ってからも寒い日が続いていますが、そろそろ春本番といえる季節になってきたようです。校庭の桜も新1年生の入学まで何とか咲いていてくれそうなので、入学式も楽しみです。さて、令和7年度がスタートしました。一人一人、学年が一つ上がり、新たな始まりに期待が胸いっぱいにふくらんでいるかと思います。私自身もこの幕張西小学校の校長として3年目を迎えました。ホップ、ステップときたので、今年はしっかりと大きくジャンプできるよう、がんばっていきたいと思います。本年度もどうぞよろしくお願いいたします。
令和7年度は、9日の入学式で69名の新入生を迎えると、全校児童568名でスタートします。児童数が600名を切るのは実に18年ぶりのことです。また、昨年度末の定期人事異動で11名の教職員が転退職し、4月からは新たに8名が本校に着任しました。新たなメンバーで、今年度も「健やかで 心豊かに 学び続ける子供の育成」を学校教育目標に掲げ、教職員一同、力を合わせて取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
始業式では、子どもたちに「みんなの力で楽しい学校にしよう」と「明るいあいさつとあたたかい言葉をたくさん言おう」の二つについて話をしました。昨年は畑部や水鉄砲部など、新しい取り組みにチャレンジしました。今年はそれをさらにパワーアップし、子どもたちが自ら考えた取り組みに積極的に挑戦できるようにしていきたいと考えています。また、「おはようございます」や「さようなら」のあいさつが気持ちよくできることに力を入れ、「ありがとう」や「楽しいね」などのあたたかい言葉が満ちあふれる幕西小にしていきたいと思っています。
今年は幕張西小創立53年目。これまで通り、地域や学校を愛する気持ちや感謝の心を育てることを大切にし、保護者や地域の皆様と手を携えて教育活動推進に尽力してまいります。どうぞ、変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げます。
【花壇に咲く菜の花】
今年は暦の関係で2月3日が立春となり、例年より一日早く春がやってきました。北の方を中心に寒い日が続いていましたが、ようやく春の訪れを感じられるようになってきました。と同時に令和6年度もいよいよ終わりを迎えようとしています。一年間、大きな事故もなく過ごすことができたのは、保護者の皆様と支えてくれる地域の方々のおかげだと感謝しております。本当にありがとうございました。新たに始まる一年がより輝く一年となるよう、残り少ない時間を子どもたちと一緒に大切に過ごしていきたいと思います。
2月21日(金)に6年生を送る会を行いました。コロナ期にはなかなか全体で集まることが難しかったのですが、1年生から6年生まで全員が体育館に集まって送る会を開くことができました。やはりみんなで一緒に一つのことを体験できる行事はいいですね。
今年も5年生が中心になってこの送る会を企画・運営してくれました。その中で今年のテーマを「ありがとうの気持ちを全力で伝えよう」にしました。在校生はお世話になった6年生に向かっての感謝の気持ちを、6年生はこれからの幕西小を在校に託す気持ちをそれぞれ伝えるようにしました。体育館の壁面にはこの「ありがとう」の気持ちがこもった装飾でいっぱいになっていました。
各学年の発表では、すばらしい歌や楽しいダンス、各教科で学習した内容を盛り込み、その中で一人一人がもっている感謝の気持ちを6年生に伝えることができました。そして、6年生からは在校生に対し、これもまた見事な歌・合奏を披露してくれました。特に全員の力を合わせて演奏した合奏は迫力があり、子どもたちにも我々教職員の心にも響くすばらしい音色でした。
「ありがとう」という言葉は普段何気なく使っていますが、こうして改めて気持ちを込めて伝えると、本当にいい言葉だな、と思います。「ありがとう 言われるように 言うように」という言葉があります。ありがとうと言われるような行いをたくさんして、自分でもありがとうと何度も言うようにして、これからも「ありがとう」があふれる学校にしていきたいと考えています。
【6年生を送る会の様子】
1月は本当にあっという間にいってしまいました。2月もこのような感じで逃げていってしまいそうな気がします。年度末が一歩ずつ近づいていますね。
さて、1月22日に幕張南小学校を会場として、千葉市小学校球技大会が行われました。幕張南小、西の谷小の6年生が集まり、男子はサッカー、女子はバスケットボールで競い合いました。幕張西小では、11月から朝練習を始め、寒い中、一生懸命練習に励みました。選手になれる人数が限られているので、参加した児童すべてが試合に出られるわけではありませんでしたが、みんな自分の力を伸ばすべく、全力で取り組むことができました。
結果は男子・女子ともに1勝1敗で、準優勝でした。どちらも第1試合で勝つ喜びを味わい、第2試合では負ける悔しさを感じることができました。勝負事ではどうしても結果として「勝ち」と「負け」がついてきます。もちろん勝つことを目標にがんばるのですが、いつも勝てるとは限りません。もしかしたら負けることの方が多いかもしれません。この負けることを経験することによって、いろいろなことを学ぶことができます。「なぜ負けたのだろうか」「次はどうしたら勝てるようになるのか」を考えることができるからです。
学校生活全般についても同じことが言えると思います。間違うからこそ、失敗するからこそその原因を探り、次の対処法を考え、問題を解決することができるようになります。子どもたちには、失敗を恐れず、チャレンジしてもらいたいと考えています。間違った時、失敗した時が成長するチャンスです。失敗を乗り越えることができる強い気持ちをもって日々の生活を送ってもらいたいと思います。
10月の陸上大会、今回の球技大会と、6年生は一生懸命がんばる姿をみせてくれました。2月には6年生を送る会が、そして3月には卒業式が待っています。1年生から5年生の皆さんには6年生へ「今までありがとう」の気持ちを伝えてもらいたいです。6年生の思い出に深く残る行事になることを期待しています。今年度も残すところあとあと2か月となりました。充実した日々を過ごせるようがんばっていきたいと思います。
【球技大会の様子】
2025年、令和7年となりました。皆さん、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。昨年はオリンピック・パラリンピックがあり、幕張西中学校区出身の選手が大活躍しました。そんなオリンピックイヤーもあっという間に終わってしまいました。時の流れの速さにはただただ驚くばかりです。さて、今年の干支(十干)は乙巳(きのとみ)となります。乙巳の年にあった大きな事件としては、遡ること1380年前、大化の改新が起きた645年も乙巳の年でした。乙巳の年は「成長と結実の年」と言われ、再生や変化を繰り返しながら、柔軟に発展していく一年になると考えられています。ただ、結果はすぐに表れるとは限らないので、周囲と心を合わせ、着実に前進することで最終的には望む結果に近づくことができる年であると言われています。また、蛇は執念深い動物というイメージがありますが、その一方で恩を返す動物ともいわれています。「蛇の抜け殻を財布に入れておくと金運がアップする」とも言われていますね。いろいろな変化が起きる年でもありますので、日々努力を重ねることによって、飛躍する一年にしていきましょう。さて、年が明けました。1月、2月、3月はあっという間に過ぎてしまいます。もうすぐそこに年度末が見えています。6年生にとっては小学校生活の総まとめ、卒業式が待っています。1年生から5年生もそれぞれ一つずつ学年が上がることになります。その日の1時間1時間の授業を大切にしていくようにしましょう。昨年同様、「主体的」に取り組むことによって、周りの景色は変わってきます。学校としても全力でサポートしていきますので、どうぞよろしくお願いします。
学校の周りの木々は葉を落とし始めました。朝、幕張西中の生徒が自主的に落ち葉掃きをしているのを見ると、季節は寒くなっているのになんだか心があたたまるような気がしています。さて、学校は充実の秋を迎えています。学習にも運動にもちょうどよい季節ですね。その中で、全校遠足やドッジボール大会、町たんけんやハロウィンパーティーなど、様々な活動に楽しみながら取り組んでいます。11月16日には幕西ふれあいデーを行いました。当日は学校評議員をはじめ、多くの保護者の方々に学習の様子を見ていただきました。中にはこの日のために遠くから駆けつけてくださった祖父母の方もいらっしゃると聞きました。子どもたちもたいへん喜んでいたことと思います。1・2年生は生活科の学習で、3~6年生は総合的な学習の時間で学んだことについて発表しました。それぞれが来てくれた友達や他学年の児童、保護者の方々にがんばって伝えようとしていました。自分で調べたことや自分の考え・思いを人に伝えることはとても大事です。今年度、幕張西小では「主体的」をテーマにして取り組んでいます。「この指止まれプロジェクト」と称し、教師や保護者の方に言われてやるだけでなく、自ら考え、自ら想像したことを積極的に表現していこうと取り組んでいます。4月に始まった「畑部」では、ラディッシュから始まり、オクラ・きゅうり・さつまいもと活動に広がりを見せています。このプロジェクトでは畑部に続き、聖火部、水鉄砲部、掃除部、イベント部(ハロウィンパーティなど)と、6年生を中心にして下級生を巻き込んでの活動になっています。もちろん、最初は教職員がレールを敷いてあげる必要がありますが、いったん作ってしまえば、あとは子どもたちが自由な発想をもって活動を広げています。「創造する」ことは予測不能なこれからの社会にとって必ず必要な力です。学校では、普段の授業において知識を学ぶだけでなく、友達や地域とのかかわりを通して、新しいものを創造していく力を伸ばしていきたいと考えています。これからも子どもたちの自由な活動をあたたかく見守ってください。
暑い夏がやっと終わって過ごしやすい秋が来る、と思いきや、今度は肌寒くなり、季節感が変わってきたような感じを受けるようになりました。子どもたちは後期になっても変わらず元気に過ごしており、日々、学習・生活に楽しく取り組んでいます。
さて、6年生の代表選手は10月30日に行われた千葉市陸上大会に参加しました。9月から行ってきた特設陸上クラブに参加した6年生の中から22人の選手が選ばれ、青葉の森陸上競技場で全力で走り、投げ、跳んできました。本番では自分の力を100%発揮できた児童もいましたが、そうでない児童もいました。陸上練習に参加した児童の中で、選手になれなかった児童もいました。また様々な理由に練習に参加することができなかった児童もいました。努力すれば自らの力を伸ばすことはできますが、結果が伴わないことがあります。義務教育の中では、様々なことに挑戦することが大切です。目の前の結果だけにとらわれず、がんばっている自分自身に大きな拍手を送ってもらいたいと思っています。
そんな子どもたち、一人一人には夢があります。千葉市では目指すべき子どもの姿を「夢と思いやりの心を持ち、未来を拓く子供」としています。夢を持ち、夢に向かって努力することはとても大切です。そんな子どもたちの「夢」を体育館通路に掲示しています。私が小学生くらいの頃は、男の子のなりたい職業が「エンジニア」、女の子が、「スチュワーデス(CA)」でした。今の子どもたちを見ると、本当に様々です。情報もインターネットなどでたくさん知ることができるし、昔よりも職業選択の幅が広がっています。繰り返しになりますが、大事なのは夢に向かって努力することです。大人になるまでには、たくさんの失敗や挫折も経験することでしょう。それらを乗り越えてこそ、明るい未来を築いていくことができると思います。「夢チャレ掲示板」は幕西ふれあいデーの時にも掲示してありますので、ぜひご覧になってください。子どもたちの想いがいっぱいつまっています。
【青葉の森 陸上競技場】
【夢チャレ掲示板】
夏休みが明けて一ヶ月がたち暑い日が続いていましたが、「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉の通り、少しずつ秋の涼しさを感じられるようになってきました。
5年生は、休み明け早々の9月2日から2泊3日で、長柄町にある千葉市少年自然の家での移動教室に出かけました。ほとんどの子が初めての、あるいは幼稚園・保育園のお泊り保育以来の宿泊学習となりました。この三日間、寝食を共にすることによって、いろいろなことを学んだと思います。普段はお父さん・お母さんにやってもらっている部屋の片づけや掃除、食事の配膳や後片付けなどを自分たちで行いました。友達と長い時間過ごす中では、ちょっとしたトラブルや困ったこともあったかと思います。でも、それら一つ一つが子どもたちを大きく成長させる、と考えています。今回のスローガンは「挑戦、協力、自主的」でした。初めてのことに挑戦し、友達と協力し、様々な活動に自主的に取り組むことができ、すばらしい三日間を過ごすことができました。この体験を日々の学習・生活に生かしていってもらいたいと考えています。
さて、10月は前期の締めくくりと後期の始まりを迎える重要な月となります。10月9日の終業式の日には、前期の通知表「あゆみ」をわたします。あゆみでは前期にがんばったことを「◎、〇、△」という目に見える形で評価をしています。一般的に学力には、この目に見える学力と、目に見えない学力がある、と言われています。最近ではこの目に見えない力を「非認知能力」と呼び、今後の予測できない社会を生き抜く上で大切な力だととらえられています。例えば、「自分の目標にめざして粘り強く取り組むこと」だったり、「友だちと同じ目標に向けて協力し合うこと」などが挙げられます。子どもたちに「あゆみ」をわたすと、「◎が何個あった!」ということだけにこだわってしまうことが多いです。大切なものはそれだけではありません。「星の王子さま」という本の中で作者のサン・テグジュペリは、「本当に大切なものは、目に見えないんだよ」と言っています。結果だけでなく、それに至るまでの過程、がんばった事実をきちんと評価していきたいと考えています。
季節は秋を迎えました。目に見えるものと目に見えないもの、両方を大切にしながら、実りの秋・充実した秋を迎えられるよう努力していきましょう。 【勾玉づくりの様子】
長かった夏休みが終わり、学校に子どもたちの明るい声が戻ってきました。44日間の夏休み、皆さんはどのように過ごされたでしょうか。子どもたちには夏休みの前に、生徒指導担当の先生から「こう・いう・すい・か」に気を付けよう、ということで話をしてもらいました。「交通事故」「誘拐」「水の事故」「火事」の4つに気を付けよう、ということです。夏休み中に大きな事故があった、という報告はありませんでしたので、それぞれに楽しい夏休みを送れたのではないでしょうか。また、次の長期の休みには、その時にしかできない体験がたくさんできるといいですね。
さて、この夏の最も大きなイベントは、間違いなくパリで行われたオリンピックだと思います。多くの日本選手が活躍するのをテレビで見て、大興奮していました。その中でも、特に印象が残っているのは男子体操競技です。幕張西中(幕張南小)出身の萱和磨キャプテン率いる体操メンバーが男子団体で金メダルをとりました。結果はもちろんすばらしいのですが、金メダルに至った過程に強く惹かれました。決勝の競技の中でエースの橋本大樹選手があん馬から落下してしまった時のことです。もう逆転は難しい、という場面で、萱選手は「あきらめるなよ!」「絶対にいけるから!」と、チームを鼓舞し続けました。その甲斐あって、最終種目の鉄棒で中国を逆転し、金メダルを獲得することができました。
この「あきらめない」という気持ちはとても大切です。あきらめなければ何でもできるようになる、とは限りませんが、あきらめてしまってはできるものもできなくなってしまいます。ぜひ、「もうダメだ」「もう無理!」と思った時、少しだけがんばってみてほしいと思います。何事にも粘り強く取り組む姿勢はこれからの人生の中で必ず役に立ってくると思っています。
夏休みが明けてもまだまだ暑い日が続いています。台風も近づいていますが暦の上ではもう秋です。9月は前期の学習のまとめの時期なので、学習ではわからなかったことを復習し、生活では夏休みで少し崩れたリズムを取り戻し、心身ともに充実した秋となるようがんばりましょう。
学校では毎日の授業や休み時間・給食・掃除など、一つ一つの時間を大切にして過ごしています。それと同時に、様々な行事を季節ごとに取り入れています。学習で身につく知識もありますが、行事でも多くのことを子どもたちは学んでいきます。日々の学習と行事、この2つを柱にして学校生活が充実するよう心がけています。その行事のいくつかを紹介します。
まずは6月11日から2泊3日で、6年生が鴨川市の鴨川青少年自然の家での農山村留学に行きました。スローガンは「協力・自立・規律・自然に親しむ ~学びを持ち帰ろう~」でした。鴨川シーワールドの見学、仁右衛門島での磯遊び、カッター訓練(24人で漕ぐボートのようなもの)と、普段はできない体験をたくさんすることができました。何より、三日間、寝食を共にすることにより、協力することの大切さや規律を守ることの大事さなど、多くの学びを持ち帰ることができました。千葉市全体の体験学習の見直しにより、次年度からは農山村留学ではなく、修学旅行へと変わっていきますが、今後も子どもたちの実体験による学びを充実させていきたいと考えています。
6月19日には4年3組の子どもたちが、西の谷小学校で行われた千葉市表現運動発表会に参加してきました。今年は幕張西小、幕張南小、西の谷小3校が集まって、これまでの練習の成果を発表しあいました。今年度のテーマは「ジャングル探検!」。4年3組の子どもたちは、ジャングルで起こる様々な出来事(ウパウパ族の戦い、こうもりの鬼ごっこ など)を想像し、思い思いに自分の考えを身体全体を使って表現してきました。堂々とした演技はとても立派でした。
もう一つは千葉県立保健医療大学の学生による「歯みがき指導」です。6月24日に1年生から3年生までの各クラスで行いました。当日は24名の学生と4名の大学教授が来て、歯みがきの大切さや歯のみがき方などをていねいに教えてもらいました。こういった地域との活動も大事にしていきたいと考えています。子どもたちとふれあうことで、保健医療大学の学生も多くのことを学ぶことができたのではないかと思っています。日々の歯みがきも大事なのでがんばっていきましょう。
毎日の授業だけでなく、子どもたちは様々な行事を通して大きく成長していきます。今後も子どもたちが主体的に楽しめる行事にたくさん取り組んでいこうと思います。
いよいよ44日間の夏休みが始まります。この長期の休みを利用して、普段はなかなかやりにくいことにどんどん挑戦していきましょう。8月26日、また元気な顔で会えるのを楽しみにしています。
絶好の運動会日和の下、今年の運動会を無事に終えることができました。あたたかく支えてくださった保護者の皆様と地域の皆様、本当にありがとうございました。昨年に引き続き、応援合戦あり、紅白リレーありのみんなで楽しむ運動会となりました。今年はお昼を家族で食べるコロナ前の形式に戻しました。家族で楽しくお弁当を食べることができましたでしょうか。
さて、今年は「仲間と全力でチャレンジ!」というスローガンを実行委員会で決定し、取り組んできました。とてもいいスローガンだと思っています。まずは「仲間と」ということです。決して一人でがんばることではありません。友だちと、先生と、そして家族と一緒に、という意味が込められていると思いました。そして「全力で」です。かけっこが得意な子もあんまり得意でない子もいます。ダンスが上手な子もいればちょっと苦手な子もいます。どの競技にもみんな「全力で」取り組むことがとても大切だと感じています。そして最後に「チャレンジ!」です。この運動会を通して、自分が少しでも成長できるようになることが大きな目標です。5・6年生は係活動にもチャレンジしました。「仲間と」「全力で」「チャレンジ!」することができたでしょうか。
運動会ではもう一つチャレンジをしました。今年の夏のオリンピックに関連して「セレモニーファイヤー」、聖火に挑戦しました。本番では上手くいかなかった点もありましたが、大事なのは「結果」ではなく、それまでの「過程」にあると考えています。今年のテーマである「主体性」にもつながりますが、「聖火部」の子どもたちはこのセレモニーを盛り上げるため、率先してがんばりました。
もちろん、教職員も何とかきれいに火が付くよう、何度も何度も実験を重ねました。その過程にこそ、「学び」があるのではないでしょうか。ぜひ、次の活動に生かしてもらいたいと思っています。
運動会という大きな行事を終えて、学校は次に向けて走り出します。6年生は来週から農山村留学で2泊3日の宿泊学習に行きます。他学年も校外学習や表現運動発表会、そしてプール学習も始まります。運動会でがんばれたことに自信を持ち、いろいろなことにチャレンジしていきましょう!
「目には青葉 山ほととぎす 初ガツオ」というように、幕張西小へ向かう道々の木々が美しく新緑に輝く季節となりました。新年度が始まってから一か月がたち、子どもたちが元気よくグラウンドを走り回る姿に私が元気をもらっています。
新たに幕西小の仲間になった89名の1年生も、楽しく学校生活を送ることができています。朝の教室での学習準備や、給食の配膳、掃除の仕方などを、6年生がていねいに教えてくれています。1年生と6年生が仲良く遊ぶ姿は本当にほほえましいです。
さて、本年度、私たち教職員は一つのテーマをもって教育活動に取り組んでいます。それが、「主体性」です。AIの急速な発達により、10年後、20年後の社会は予測が難しいと言われています。そんな時代をたくましく生きていくには、誰かに言われて動くのではなく、自分から積極的に学び、考えることが必要となりますさて、本年度、私たち教職員は一つのテーマをもって教育活動に取り組んでいます。それが、「主体性」です。AIの急速な発達により、10年後、20年後の社会は予測が難しいと言われています。そんな時代をたくましく生きていくには、誰かに言われて動くのではなく、自分から積極的に学び、考えることが必要となります。
そのような思いから、子どもたちも教職員も主体的に様々な活動に取り組めるようにしていきたいと考えています。その第一弾として、「幕西小 畑部」を立ち上げました。花壇のひとつを開墾して、畑を作ろうと子どもたちに呼びかけたところ、6年生を中心にメンバーが集まりました。そのうちに下級生も集まり、みんなで畑を耕し、立派な畝を作ることができました。今は、ラディッシュとオクラの種をまき、これから育つのを楽しみに待っているところです。
今後も様々な場面で、子どもたちが主体的に活動している姿を見ていただけるよう取り組んでまいりますので、ご支援ご協力をよろしくお願いします。
今年は例年より桜の開花が遅れており、校庭の桜も新1年生の入学を心待ちにしているかのようです。令和6年度がスタートしました。新たな始まりに期待が胸いっぱいにふくらんでいるかと思います。昨年に引き続き、この幕張西小学校の校長として勤められることを心から喜んでおります。本年度もどうぞよろしくお願いいたします。
令和6年度は、9日の入学式で89名の新入生を迎えると、全校児童611名でスタートします。昨年度より50名ほど少なくなりました。また、昨年度末の定期人事異動で5名の先生方が転出され、4月からは新たに5名の先生方が本校に着任しました。
今年度も「健やかで 心豊かに 学び続ける子供の育成」を学校教育目標に掲げ、教職員一同、力を合わせて取り組んでまいりたいと考えております。
昨年の5月にコロナウイルス感染症の分類が5類相当となり、学校生活もほぼコロナ前に戻ってきました。子どもたちが楽しく学校生活を送れるように、コロナ禍で進んだICTの活用はより推進し、コロナ前に行っていた友達同士の関わりは元に戻すなど、バランスを取りながら学習活動を行っていきたいと考えています。引き続き、よろしくお願いします。
始業式では、「あいさつとあたたかい言葉があふれる学校にしよう」と「いろいろなことに積極的にチャレンジしよう」の二つについて話をしました。「おはようございます」や「さようなら」のあいさつが気持ちよくできることと、「ありがとう」や「楽しいね」などのあたたかい言葉が満ちあふれる幕西小にしていきたいと考えています。また、学年が上がり、チャレンジする気持ちを大切にしてほしいと思っています。学習はもちろんですが、係活動や掃除などにも意欲的に取り組めるようにしていきたいです。
今年は幕張西小創立52年目。これまで通り、地域や学校を愛する気持ちや感謝の心を育てることを大切にし、保護者や地域の皆様と手を携えて教育活動推進に尽力してまいります。どうぞ、変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げます。