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更新日:2025年4月25日

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校長室

校長挨拶

『歴史と伝統ある院内小学校』 加藤 秀樹

  早いもので、今年で二年目を迎えました。昨年お伝えしましたが、34年前、教育実習生として約1か月間、院内小学校でお世話になりました。今、「先生」として私がいられるのは、当時の子供たちや保護者の皆様、地域の皆様のお陰といっても過言ではありません。昨年に引き続き皆様から頂いた「ご恩」を、しっかりと返してしていきたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 さて、本校は今年で98年目を迎える歴史と伝統のある学校です。歴史をさかのぼれば、第一尋常高等から分離し、昭和3年、院内尋常小として現在地に開校しました。昭和20年には、「千葉市立院内小学校」と改称され、昭和34年には、全国に先駆けて(全国で2番目)言語治療教室(現在のことばの教室)を開設し、現在に至っています。元気で明るい素直な子供たち、協力的な保護者の皆様、温かい地域の皆様といった姿は、昭和初期から代々引き継がれてきた院内小ならではの「風土」なのではないでしょうか。教育実習を行った34年前から現在までの姿を比較しても、形では表せない大切な「モノ」「風土」が引き継がれてきたと確かに感じています。

 昨年度は社会生活がコロナ禍前に戻り、学校の教育活動でも「日常」が戻ってきたと実感した年でもありました。このコロナ禍を通して、「変わるもの」「変えなければならないもの」「変えてはいけないもの」があり、「不易流行」という考え方の重要性を感じさせられました。2年後には100周年を迎える伝統ある院内小学校にとって、これまでの伝統を引き継ぎつつ、不易流行の精神で新たに挑戦していきたいと考えています。

 4月9日の入学式は、穏やかな晴天のもと、満開の桜に包まれながら清々しく行うことができました。今年度は新入生82名を迎え、全校児童519名、通常学級18学級、特別支援学級(ひまわり)3学級を含む21学級でスタートしました。46名全職員で、しっかりと地に足をつけて一歩一歩進んでいきたいと思います。 

 学校教育目標の「自ら考え行動し、心豊かに、たくましく生きる子どもの育成」をもとに「考える子(自主)」「仲良くする子(協力)」「たくましい子(元気)」といった姿の具現化に向け、日々の教育活動を展開しています。特に「子どもが大切にされ、楽しく学べる学校」に重点を置き、「楽しい学校」となるように、「一人一人を大切にする学校」=「子ども一人を全職員で」を合言葉に教職員が一丸となって取り組んでまいります。

 保護者の皆様、地域の皆様には、院内小学校の教育活動にご理解をいただき、変わらぬご支援ご協力をよろしくお願いいたします。