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見菩薩（正直）の御前にて元服・実名を決めた千葉孝胤を「正直甲」とたたえる【注11】いっぽうで、康正元年（1455）8月、千葉胤直が自刃して果てた千葉宗家の滅亡について、理由は胤直が非道を道理としたため、つまり諂侫だったというのです。すな

関東管領の争いは千葉氏を巻き込み、千葉氏も両派に分かれ戦うこととなります。混乱のなか千葉介胤直・胤宣父子は自刃し、長禄3年(1459)に一族の岩橋輔胤が千葉宗家を継ぐこととなります。 本佐倉城跡 千葉輔胤は本拠地を千葉から現

った幽学の活動はこうして幕を閉じることとなったのです。志半ばの死はさぞかし無念であったに違いありません。自刃の地に幽学の墓所が設けられ、その地もまた国指定史跡となっております。因みに、同時代人である飯岡助五郎は