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す。しかし、かの地でも商売などはそっちのけ……。黒人霊歌の収集に勤しむ等々の音楽三昧の日々を送ります。その成果は、初期作品である『アパラチア』や『フロリダ組曲』に結実いたしました（本稿後編で“夏に相応しい”ディーリアスの管弦楽作

術家としての真価に私自身が目を開かされたのは、私が大学生の頃に美術展でその作品に接したことが契機でした（初期作品『傷ましき腕』から、まるで活火山が噴火したような後年のアヴァンギャルド芸術まで）。また、見た目とは全く異

えてくる。また、本作は2020年から21年にかけての作品で、コロナ禍の街の様子を必然的に写し出している。今回は作家の初期作品の基本的なフォーマットであるモノクロ写真で表現される。さや堂ホールという歴史的建造物の中で、今を